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【聖杯】Fate.staynight総合【ホスイ】

1 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/05/17 17:17
問おう…



貴方が私のマスターか?

2 :以上、自作自演でした。:04/05/17 17:17
2

3 :以上、自作自演でした。:04/05/17 17:18
どりるちんちん。
そうだどりるちんちんだよヒューマン。

4 :以上、自作自演でした。:04/05/17 17:24
また立て逃げか。

5 :以上、自作自演でした。:04/05/17 17:26
何故検索という行為を怠るのですか?
削除依頼出してこい。

6 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/05/17 17:31
>2
むっ! 出来る…
私の召喚直後を狙ってくるとは侮りがたい…
だが私も騎士として負けるわけにはいかぬ!

2っ!!!!!!



フフ…出遅れもいいところです…シロウ(泣)

>3
ど…どり…(赤) な、何をバカな…

聖杯戦争にそのようなクラスはない!
私を愚弄するつもりですかあなたはっ!!
……くっ…今度の聖杯戦争は何かが違うという事か…
>4
侮ってもらっては困る…
2chに来たとはいえ私は王だ

そして今はシロウの剣…
敵に背中を向けるわけにはいきません

7 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/05/17 17:35
>5
残念ながらサーヴァントは現界する刻や場所を選べない…
不快に思ったのならば許して欲しい……

ですが私も英霊となった身
一応何度も聖地を見返して確認はしたのです…

8 :以上、自作自演でした。:04/05/17 17:39
【Fate/】三日目/心の贅肉よ【stay night】
http://etc.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1081348318/l5

重複ですよ

9 :以上、自作自演でした。:04/05/17 17:47
お・マ・ヌ・ケさん♥

10 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/05/17 18:03
>8
何と…三回も見直したというのに……

能力が落ちている!?
魔力の供給が足りないのか…
くっ! これではシロウを守れない…(泣)

>9
なっ!? 


うう…
返す言葉もありません……これでは道化だ…
私でない英雄が王になったなら…国は滅ばなかったかも知れない…フフ


ではそちらの『時代』に私がいないのであれば…
お邪魔させてもらうのも一興か…
念呪を剥奪(削除依頼)します…



始まって二秒で終わるとは…
今回も私はマスターとの信頼関係を築けなかった……ハハ


11 :以上、自作自演でした。:04/05/17 18:50
マヌケ杉w

12 :以上、自作自演でした。:04/05/17 22:01
さすがセイバーをやるだけのことはあるな

13 :以上、自作自演でした。:04/05/17 22:20
有効活用しる

14 :以上、自作自演でした。:04/05/17 22:23
今更ですがセイバーですが何か?とかすればよかったなあ

15 :以上、自作自演でした。:04/05/17 22:26

推定最大スループット: 1.15Mbps
線路距離長(エンドユーザ〜NTT収容ビル) 3670 m
伝送損失 37 dB

16 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/05/18 21:33
>11
放 っ て お い て く だ さ い っ !

私のスキル。「直感」とて万能ではない!
たまには 勘 違 い する事だってあるのですっ!!  がるるるー!!

>12
寧言は止めて欲しい……その
私が皆の期待に答えられる王であったのなら国は滅びなかった…

「私(アーサー王)は人の心が分からない」…

要はそれだけ私は劣っていたという事なのです…

>13
むう…「りさいくる」というやつですね?

了解ですマスター…
生前でもよく 限りある資源を有効利用する手段については議論されていた…
あなたの英断はとても素晴らしい(にこ)
私もこの身を剣と化し 鍛錬に勤しむとしよう…

17 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/05/18 21:42
>14
いえ…
今までは王として自らを律し一人でやってきました…
ですが私はシロウやリンと出会い 暖かさを知ってしまった……
なのでアヴァロンに導いてくれた>8には感謝の意を表します…(ぺこ)

>15
……私がこの現代に受肉したのは10年前と今回 
合わせて一ヶ月にも満たないのですよ?…
なのに ビーフレッツだの光ファイバーだの言われても……

くっ!?
もしやそれは何かの呪文ですかっ!?
だとしても無駄だ!! 
龍種の因子を持つ私の魔法防御は生半可な事では突き破れない!!

18 :以上、自作自演でした。:04/05/18 22:27
巨匠ゴッホも言った。
もっと光を、と。
漏れにも光ファイバーを!

19 :以上、自作自演でした。:04/05/19 18:50
―――問おう。



私が貴方のマスターか?

20 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/05/19 21:02
>18
断る

そんなものは24時間無料テレフォンサービスにでも頼むが良い…
この身は剣に特化した英霊です……
魔術や策謀は得意ではないし ましてや回線の接続など……
DVDの接続辺りから自己凍結中

>19
是非もありません

私はセイバー
あなたが必要とするならば
私はこの剣を持って貴方を守護しましょう……MY MASTER…
………えと マスター…「19 :以上、自作自演でした。」



あぁ…19 :以上、自作自演でした。…
貴方が私の鞘だったのですね………



……………
マスター 今すぐ市役所で改名してくる事を薦めます

21 :以上、自作自演でした。:04/05/20 22:02
宿敵(ライバル)は誰ですか?

22 :以上、自作自演でした。:04/05/21 00:53
このハラペコめ

23 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/05/21 21:52
>21
此度の聖杯戦争は強敵揃いだったから一概には選べませんが…

まず戦闘面ではバーサーカーですね…
結局一騎撃ちで 決定的に力負けしたままだったのはこのサーヴァントですから…
機会があれば借りを返したかった……

理念ではアーチャー…
彼の言葉に私は一言も言い返せなかった…そういう意味では完敗ですね

敵というか 彼は
「私」の行動そのものを追及した一つの答えでもあったわけですから…
私もいずれ ああして己と向き合う時が来るのやも知れない……
その時に私は 彼やシロウのように答えを出せれば良いと思います


ちなみに食卓でのライバルは タ  イ  ガ です

>22
其の真名を紡ごう…マスター

「アンリミテッド・ハングリー・ハート!!」(無限の空腹)

……………………


あぁ…視線が痛い…(泣)
シロウ そんな目で見ないで欲しい…
ハラペコとは言え私は王だ……こんな羞恥…耐えられない///

24 :以上、自作自演でした。:04/05/21 22:19
隙だらけの金ピカについて一言。

25 :以上、自作自演でした。:04/05/22 00:09
くすくす笑ってごーごー!

26 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/05/24 00:39
>24
「隙がある」というより「隙を意に介さない」というべきか…
彼の言う所の「雑種」を相手に 「隙を気にする」という行為そのものが小心のそれだった…
確かに彼はその隙をつかれて敗退するわけですが……

ソレは彼の短所であると同時に彼の力の根源でもあるのです
彼にとって「王」とは征服者 力の象徴にして絶対の強者だ…
隙を突く者を正面から粉砕し 策を弄する者を悉く飲み込む
その強烈な自我こそが 英雄王を英雄王たらしめていた力だとすれば…

かの覇王に 私が言える事などありません…

彼と私は王としての在り方が違い過ぎる…
私にとっては「王」は国を救うための手段に過ぎなかった……
そんな私が彼に対し 「注意一秒ケガ一生デスヨー」などと言っても…

喜劇にしかなり得ないでしょうね…フフ

>25
追求は止めましょう…
貴方が何なのかも今は考えません……ですから


FATEルートでは出てこないで欲しい…(泣)
これは私のルートだ……ごーごーされても困ります…
どうしてもお腹が空くというのなら 消極的にでもいいから食事の時間を提示して欲しい…

そ の 時 間 は 私 は 決 し て 外 に 出 ま せ ん の で

27 :以上、自作自演でした。:04/05/24 00:52
ですが、この喜劇もそろそろ閉幕といきましょう。



ブラックバレル・レプリカ!

28 :以上、自作自演でした。:04/05/25 01:07
マスターに愛を伝えるにはどうすればよいでしょうか?

29 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/05/25 21:50
>27
閉幕したいのは山々なのですが……いえ
そもそも魔力の残量からいって 先週の土曜を越えれるとは思っていなかったのだ…

ぬっ!? 
貴方は 「威嚇」射撃で普通に直撃させる アトラスの錬金術師か?
確かにその銃砲は宝具並の威力があるが………何故 真上に撃つのです?


上空に足の無いモビルスーツでもいましたか?

>28
そんなものこっちが聞きたいくらいd

…………いえ///
マスターとサーヴァントは心理的 肉体的にも繋がりが深い…
よって相性は問題ないと思われます
あとは貴公の勇気を振り絞るが良い……
千軍の敵を打ち倒してきた英霊の身 今更何を恐れることがあるのです?

【良い例】
事を成し 全てが終わった 
その夕日の丘の上で真っ直ぐにマスターの目を見つつ

「シロウ…貴方を愛している……」

コレです

30 :以上、自作自演でした。:04/05/25 21:52
ハラペコ王、そんなに戦ってばかりで疲れませんか?

31 :以上、自作自演でした。:04/05/26 20:14
人気投票の結果が出ましたね!


                               ・・・・・・・桜

32 :以上、自作自演でした。:04/05/28 03:36
ハングリーage

33 :以上、自作自演でした。:04/06/01 01:48
セイバーはエクスカリパーを使用した!

「勝利を…約束されt(略」

バーサーカーに1のダメージを与えた!

34 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/03 10:06
>30
そのような気遣いは無用です
この身はマスターの剣となり盾となるために召喚された使い魔…
サーヴァントを「人間」扱いしてどうするというのです?


……そうです…
決して マスターに料理作らせてふんぞり返っていたり
ライオンのぬいぐるみに悶絶してたり
うさ晴らしに道場でマスターにヤキ入れりするために
現界したのではないと言っておこう……///

>31
まずは素直にみなさんに感謝の言葉を……(ぺこ)
私は貴方がたの剣になると誓った
その思いに間違いはなかったと思っています

王としてではなく 「アルトリア」という一人の少女として……
これからも傍にいて……良いだろうか…・ マスター…///


サクラに関してですが…
あの順位は確かに不本意だと思います
彼女の人柄はとても好ましいし 料理も美味だ…
6位に甘んじる人ではないと思うのですが……

むう……サクラ
お腹空いて 投票してくれるはずの人を食べてしまったのだろうか?

35 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/03 10:18
>32
獅子は空腹時でなければ その獰猛な爪も牙も奮う事はない
同様に……
ここはもうじき終わる力場……上げる必要はありませんよ?


むう……………だが なかなか終わりませんね?
念呪を破棄して二週間にもなるというのに……

>33
バーサーカー……確かにこの身は数度 貴方に敗れたが
私とて 実力の全てを見せたわけではない……

今 この場で私の聖剣を受けてみせるかヘラクレスっ!!!!!

約束された…ダメージ1
エ ク ス    カリ「パ」 ァ ァ ァ ァ …………  ァ?


(((((;゜д゜)))))/
あれーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ  ! ? ? 

36 :以上、自作自演でした。:04/06/07 18:29
彼らとの戦いをシュミレートしてみてください。

殺人貴、真祖の姫君、軋間紅摩、セイバー(うさ)

37 :以上、自作自演でした。:04/06/08 16:47
少しおマヌケなここのセイバーに・・・萌えますた。

38 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:06
>37
シロウ?  

「萌え」とは何ですか?
この世に現界して一時、まだこの世界の知識には疎い…
知らない言葉が出てくると、やはり…その  気持ちが悪いのだ…


…………え?
黙ってライオンのぬいぐるみに頬擦りしてれば万事解決?
む、むう………///   分からない………(スリスリ)

39 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:08
>36 は随時 考えてゆきたいと思います…
みな 強敵揃い…

私とて 彼らとの戦力予測は難しい

40 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:08
>36
・VS 殺人貴
尋常ならざる殺気を孕んで その男は私の前に立っていた

そもそも この日の夜はどこか異様だったのだ
通い慣れたはずの冬木の町並みが 何所か希薄に感じられた
町も人も建物も それ自体が在って無い投影物のような……
まるで影絵の町を歩いているような……
そんな違和感

皮肉ですね……それを言うのなら私とて 本来この世界に在ってはならない異邦の存在だ(苦笑)

物思いにふける
シロウとリンと出会い 彼らを見届けたいと願った
サーヴァントセイバーとしてではなく アルトリアという一人のニンゲンとして彼らと生き 共に歩む事を選んだ
かつてのアーサー王としての誓いを捨てた事に後悔はない……
アーチャー…彼が   私に科した答えを見つけるまでは……こうしていたいと思うのだ…
とはいえ今更……人でなくなった私が人として生きていくなど…滑稽な話かも知れない

41 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:10
自らの中にある宝具  数え切れない戦場を この身と共に駆け抜けてきた我が愛剣に問いかける…

私 「結局私は 王としても英霊・守護者としても 半端な存在だったのかも知れませんね」

? 「だから俺にバラされるわけだ  人じゃないんだから……」

っ  っ  !  !  !  ?  ?  ?  

不意にかけられた 見知らぬ男の声
物思いにふけっていたとはいえ この私が何の気配も感じなかっただと…!?
そこは 町の片隅 その細道のそのまた奥の とある路地裏だった……
無意識に まるで吸い寄せられるようにそこへと至った私が見たものは
この世ならざる風景…………
戦跡さながらのむせ返るような腐臭 血の匂い そして 
か つ て 人 で あ っ た、 ヒ ト で な く な っ た モ ノ タ チ の 残 骸 
その只中で

尋常ならざる殺気を孕んで その男は私の前に立っていた

42 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:10
人間? いや、しかし…
これだけの殺気を叩きつけておきながら 先ほどまで、私に存在すら感じさせなかった……
サーヴァ…いや、それは無い  聖杯戦争は既に終わっている……

私 「私に……何の用だ…?」
? 「よしてくれ(笑)! 言葉にしなけりゃ分からないはずがあるまい? アンタと俺が出会った以上、する事は一つだろう?」

……? よく分からない事を口にする男
だが事実 言葉にしなくても「分かる」事がある
この暗闇の中 不気味なまでの光を放ち 私の身体を射抜く蒼眼……
この身を刺すような殺気 そして   手には血塗れの短刀が握られている
確かに「分からないはずがない」ですね……(苦笑)

この男はどうやら   私 を 殺 し た い ら し い  というコトです……

私 「いいでしょう……何故かは問いませんが 降りかかる火の粉は払わねばなるまい……」

言って 不可視の剣を構える
殺意を持って相対する以上 この剣で答えないわけにはいかない
だが……相手は人間だ  できれば人間は殺したくない……のですが……

43 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:12
そうした私の躊躇を感じ取ったのか 男は 「フン…」と 一言鼻を鳴らした後 

            /,.r'",,..lll"riiiiiiiiiiiiiiiiii'''ヽiiiiiii`i--...,__iiiiiiiiiiiiiiiiiiii-.,iiiiiiヽ.,i`!
           -"/iii,lll''"f"iiill|iiilll|iiil,iiiiiiiiiiiiii`'''-.,,_iiii`'''''''---....,_`iiiii|ii|`,|
            |,lll/l/iiiilllll|iiillll|liiilヽ,iiiii\\_ヽ.,,,--.....i,,,,,iiiiiiiii`'iiii|li| `i
            |/"i"/liillllll/iilll/|lliii'l|.,i,,,,iiii\ヽ-,`.,-,,,,,,iiilllllll,,,iiiiiiiiii||||
               |/|lllllll/]llll/ |lli.,,,`i '.,,,,,,,iiii',ii| `-,L,>llllliiilllllllllliiiiii|/
               |' Llll/'''-/-..,,|'.,'-,`, `-,_iiv-'''二L,,,,,,,y',|lll,.r''-.,/
                 `.,|, --|t--,._'!, `-, '" ヽ|''"-ゝ--'"` ||l| r'''' |
                  `'i, `''"'''" `                |!j''" !
                    '.,                       /"ノ_ノ
                     ヽ      ,.i               _'",.-'
                      \     ヽ       _,.      "|フ
                       `ヽ_   ''''''''''''''''''"     /  !
                          `'-.,          ,.-" /  |
                             'i-.,_  _,,..-'"   /  |
                           ,,,...|_`''"_,,....---'''''''''''''"'--,
                          f`''''------'''" ̄ ̄::::::::::::::::::::|
                        ,.....|;;;;;;;;;;|;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::f`,_
                    _,,.-'";;;;`-;;;;;;;;|;;;;;;;::::::::::;;::::::----''":::::::::::::::::`''''''''--.,,_

? 「すぐに終わるさ…… さ あ 、 殺 し あ お う ぜ   騎 士 王 ! ! ! 」

 暗 闇 を 引 き 裂 い て   襲 い 掛 か っ て き た 

44 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:13
騎士王、だと? ……この男、私の正体を知っ……… 迅 ( は や ) い っ ! ? ? 
男の言葉に一瞬、対処が遅れた  
よもや人間に叩きだせるスピードではない突進
そして閃く白刃を 何とか受け止める  (ぎゃりいいいいん)

私 「くっ!!…」

男の全体重を無理な体勢のまま受け止めつつ 武装を済ませる
具現化する白銀の鎧  上気する魔力
久方ぶりの戦闘だが カンが鈍るほど付け焼き刃でもない…………  
そして不可解なまま 路地裏での剣と短刀との殲滅戦が始まった

――――――――――――

斬り合うこと10数合……
依然 男の迅さ 鋭さに陰りはない  正確無比に 私の急所を穿ち 裂こうとする白刃
人間離れした斬撃を絶え間なく繰り出す男の技量  生半可なものではないだろう

………         是非もない

「人間離れ」している程度で サーヴァント相手には届かない
まして私は剣の英霊 「セイバー」だ……
この程度の剣技で 真っ向から斬り伏せられるほど未熟でもない

45 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:14
刃を合わせて分かったがこの男、純粋な速さではやはり かつて戦ったライダーやランサーに遠く及ばない
だが彼の技巧を迅く見せている理由……… 
動きや思考に全く無駄がないのだ  常に最短 何のためらいもなく繰り出される攻撃は まるで本能で獲物を狩るケモノの如し
よほどの修練の賜物だろう……閃く白刃を美しいと感じてしまうほど 男の技巧は見事だった

だが、これ以上付き合ってやる道理もないだろう……
次で終わらせる……頚動脈を袈裟に凪ぐ刃をかい潜り すれ違いざま
足の第二駆動間接を斬って無力化させる
すぐに近くの「ビョーイン」に伝達すれば 大事には至らないはずだ
かくして 20合に届くや否かに繰り出された斬撃を完全に見切り 不可視の剣を………

46 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:15
振れなかった……
まるでその危険を予知したかのように 一跳びで間合いから飛び退く男  
気づかれた…? 攻手を読まれるような稚拙な真似はしていない……はずだ…
まるで次に私の攻撃が来る事を「直感」して引いたような……鮮やかな攻撃事前回避
いや……………そもそも

 な ぜ 私 の 剣 と 斬 り 結 べ る ?

競り合い 押し合い そして今 まるで見えているように 完璧な尺度で間合いを外す
この男 それを初めから当然のように行ってきた……    

 不 可 視 で あ る 私 の 剣 を 相 手 に ……

卓越した目利きで私の剣を計った……いや、それでは説明がつかない
この男…………何かもっと別の …

? 「殺人鬼を相手に生かして済まそうなどと……舐めるにも程があるな…まったく」

嘲笑とも憐憫とも取れる表情を浮かべ 男は私を非難する

? 「その思考 万死に値する……斬刑に処す」

言うが速いか 男は再度突進を試みる    ………そして飛び交う短刀

47 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:16
私の油断だった そして「殺す気がない」という私の浅慮を突かれた……
飛んできたのは短刀ではなく……  左  手  の  抜  き  手  !?
私の両目を穿ち貫かんと繰り出されるソレは 本来ならば下策であっただろう
剣の戦いで徒手による攻撃など 手足を斬り落として下さいというようなもの……
だが 敵は敢えてそこを突いてきた……私の「無傷で」などという考えを逆手に取った奇襲
その攻撃を紙一重でかわすも 予想外の攻撃に大きく体制を崩された
コンマ数秒、相手に絶対的な隙を与えてしまった……

男の右の手に握られた刃が今度こそ私の頭に迫る
あのような小柄とも呼べない刃に一太刀許すなど……剣士として失格だ……
だが今は生き残る事を優先するべきだろう… 私はまだ死ぬわけにはいかない
真一文字に脳天を狙って振り下ろされるソレを 首を捻って交わし 肩口の鎧で弾き返さんとする
業物には違いないのだろうが 敵の武器は刃渡り4〜5寸の刃物……自重が足りなさ過ぎる
宝具であればまだしも 残念ながらその武器では無理だ…
私の鎧は通せない!


                                               ―ざん

―――――――――

48 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:17
―――――――――

頭髪にハサミを入れた時に酷似したような 軽い音が一面に響いた

私 「…………………え?」

呆けた声を上げたのは………私?
一瞬 戦いの中で完全に前後不覚になる
時間が止まったかのような……
何が起こったのか全く理解できない     

               …そして

私 「   あ   あ   あ   ぁ   っ  ぐ  っ  っ  ! ? ? ? 」

激 痛 に 意 識 を 無 理 や り 戻 さ れ る !?
右 半 身 か ら 勢 い よ く 鮮 血 が 噴 き 出 し て い る ??
斬 ら れ た ! ? ? 右 肩 口 か ら 鎖 骨 〜 胸 下 部 ま で 
物 の 見 事 に 刃 を 通 さ れ て い た 

私 「 そん、  か、は……バカ、な、っっ、っっぐううっ!??」

49 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:19
鎧ごと叩き斬られた……っ!??
否、それ程の重爆ならば体に相応の衝撃が走るハズ!!?
すり抜けた!?? それも違う!! ショルダーからブレストまで両断された跡がある  …ぐっ!?
まるで 線 を 通 す か の よ う に 容易く、バターかチーズを斬るように………
在り得ない…信じられない!? 彼はその手に持つちっぽけな短刀で私の鎧ごと 体を斬ったのだ!??
右肩〜だったのが幸いした  これが左半身だったのなら……
心臓を両断され サーヴァントといえど絶命していただろう

50 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:21
::::::;::r-''"::::::::::::::::::`.,           '''"'"lllllllllllll,,,,;;;;;;;;:--iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii/"i/
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;_;;;;`',:';;;;;;;;;;;;;;;;;'.,.----ヽ_               '.,
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`-.,;';_;;;;;;;;;;;;;;;_ゝ     `-,     --..., _,.r'''"
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`-_;;;'-f'"        \,     _,.r"
::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;:::::::::::::::::::::::`-,''"             `''--'"

? 「だから舐めていると言った……終わりだな    極  彩  と  散  れ  」
私 「っっっっ!!?」

51 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:22
まずいっ  まずいっ         ま  ず  い  !!
昏倒している暇はない! 痛みに我を失っている場合ではない!
右手はっ…ダメだ! 完全に機能停止!! 剣を左手に持ち返る!!
真に牙を剥いた殺人鬼の斬撃  実 に 1 7 連 

私 「つうううっ!!!!!!!!」
(ぎんぎんぎんぎんぎぃんぎんぎんぎんぎんぎぃんぎゃりりり)

左の片手構えで 裂帛の気合と共に その全てを打ち返す!

? 「なっ!?」

今ので仕留めるつもりだったのだろう
今度は男が驚愕の声を上げる
もはや「人間だから」と、遠慮や油断などしない  
いや、そのような愚鈍な思考を持つ事自体が死に繋がる!
この相手は危険だ と私の本能が告げている!

ならば………

52 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:24
 全 魔 力 解 放  !!!!!

身体から柱のように迸る魔力の奔流!
左手から我が聖剣に「力」を込める!
ビリ  ビリ  ビリ    と私の周囲の空間が鳴動し 蜃気楼のように歪む  
大気をも切り裂く魔力の渦  其れが撃ち付けられる瞬間を今か今かと待っている

? 「それがっ……本気か!?  くっ…大した化け物だ」

軽口を叩く暇など与えない
殺人鬼よ……身を持って知るが良い…

  私  の  本  当  の  「  剣  」  を  ! ! ! ! 

―――――――――

53 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:25
―――――――――

……………
三合………
一刀で斬り伏せるつもりで放った斬撃を三合、相手は受け流す
その技量はもはや人の限界に至る絶技だろう
だがそれで終わり……

男は既に満身創痍……受けた衝撃で肩 胴に深手を追い、左手の指全部があらぬ方向に曲がっている
立っては、いる …まだ構えを崩さない……だが  もう戦えまい……
男の口から こふっ と血が漏れる

? 「ぐふ…と、とんでもないな……アンタ   やっぱアイツをコロした時みたいに不意打ちにしとけばよかったかな…クク」

言葉には力がない…
未だ 彼からは危険な匂いが立ち込めていて油断はできないが…

私 「何故…  私を…?」
? 「いや、    理由なんてないんだよ……ただ一目、見て… 殺したいと思った」
私 「っ!? ………」

54 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:26
トンデモナイ事をさらっと言う男
そういう事を真顔で言われても困るのですが……

私 「なら他を当たるのですね……むざむざと殺されてやる道理は無い」
? 「……ま、そりゃそうだ……ふふ」
私 「ただの殺人凶ではないでしょう? ……私の剣が見えているのですか?」
? 「…………ああ、剣は見えないが線は視えるのさ…ガキの頃からね…  色々視えて困ってる……」
私 「線……ですか?」

……彼が何を言っているのか分からない……
「線」が「視」える…? 
それが私の鎧を薙ぎ、見えぬ剣と斬り結んだ彼の能力か…

? 「さて 時間稼ぎ終了……何とか動けるか…   あと一幕、付き合ってもらおうか?」

!?  
出血、途切れ途切れの呼吸、明らかに男は戦える身体ではない……
いや、すぐに治療をしなければ命に関わるだろう…
それなのにまだ……やるというのか?

私 「何故ですか? もう貴方にそんな力はないはず……来るのなら次こそ、その首を飛ばしますよ?」
? 「まだそんな事言っているのか? 初めに殺し合いだと言った……   それにな、コロスのに「体力」は必要ないんだよ」

55 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:27
……………  ゾ  ク  リ  と  
彼と眼があった瞬間 私の未来予知じみた直感が警報を鳴らす!
深い、どこまでも深い、蒼く輝く双眼
この男……まだ、、、、、、 全 力 を 出 し て な い ?

? 「教えてやる 騎士王…これが…」

尋常ならざる危機を感じて身構える私の目の前で男は
その刃を 地 面 に 突 き 立 て る 

? 「  モ  ノ  を  コ  ロ  ス  っ  て  事  だ  !  !  」

56 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:28
!????
(ごうん…………ズズズズズズズ  ガラガラ………ズ  ズ  ウ  ウ  ウ  ウ  ウ  ン  !!)

何 だ と っ ! ! ! ? ? ? 
今度こそ、我が目を疑う

彼の穿った地面、其れを中心として起こる大破壊   
刃で地面を突いた その行為で引き起こされるには  在 り 得 な い 破 壊 !

ま る で 地 震 の よ う に 裂 け る 大 地 の 倒 壊  

それは私のいる地面までをも飲み込み、
私達が今まで立っていた、路地裏一帯を 完 璧 に 破 壊 し て い た

――――――――――――

信じられない…
これは……聞いた事がある

「魔眼」

魔術師や人ならざる者が使用する、双眼に宿る魔術
対象と眼を合わせ、他者に干渉するものや 自らに作用するものもあると聞く
その中に在って、「モノを殺す その存在そのものを殺す線を視る」魔眼があると……
存在するものならば神ですら「世界」ですら殺せるという、
固体の殺傷能力限定ならばEXの宝具に匹敵する魔眼があると……

   直  死  の  魔  眼  

57 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:30
初めから手加減など出来る相手ではなかったのだ
今度こそ、自分の迂闊さに腹が立つ
無傷? 人間だから?  バカは私だ……

私には知る由もないが……

この男こそ、世界の織り成す抑止力たる「真祖」 
その中に在って最強と称される姫君を 唯 一 殺 し た 男 だという事実を



倒壊に巻き込まれ、男の姿を視界から完全にロストする!
もはや視界は頼りにならない そして不意を突かれ足場を崩されて泳いだ体位……
この状態で、数秒後に襲いくる四方からの「直死」の襲撃に備えなくてはならない!
研 ぎ 澄 ま せ … 研 ぎ 澄 ま せ ! 
余力はある…反応できる…どんな些細な空気の揺らぎも見逃すな……
もはや防具など何の役にも立たない  ……突かれれば    終 わ る   

―――――――――――

58 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:31
―――――――――――
かくしてソレは間髪入れずに私に襲い掛かってきた
彼とて満身創痍……この決定的な隙を逃がせば敗北は必至だろう
解き放たれたケモノを思わせる獰猛さ 針の穴を通す精密さを持つその殺人技は
予想に反して 私の正面から???  突進をかけてきたのだ!
どういうつもりなのか?
視界 体勢を崩し、必勝を図るのなら死角からの攻撃でないと意味が無い……
これでは片手落ちだ……彼の残り体力では正面からの攻撃など無謀…

はたして繰り出された斬撃、、、それすら凡庸な一撃
まるで受け流してくれと言わんばかりの馬鹿正直な一太刀……
どういうつもりか知らないが 未だ定まらぬ足場と泳ぐ体……
たとえ万全の状態ではないにしろ、この一撃を受け流し、返す刀で袈裟に斬るのはそう難しい事ではない!
最後の最後で詰めを誤りましたね殺人鬼!!!!!!!

59 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:33
嫌な予感がしたのだ
そ の よ う な 凡 雑 な 真 似 を、この男がするはずがないと
一瞬、速かったのだ
ソレに気づくのが

「直死の魔眼=モノであるなら何でも壊せる」
「受け流してくれといわんばかりの攻撃=敢えて「剣で」受け流させるための攻撃」
「そして敵の狙い  視線  太刀筋  急所を狙うどころか    私を見ていない」
「………不自然 不自然 不自然 不自然………」
「頭を過ぎる男の言葉―――剣は見えないが線が視えるのさ」

とっさの機転だった
まさか、そのような「事態」が起きる事など信じたくはなかったが もし敵の狙いが ソ レ だったならば
次の瞬間、私は確実に殺される……

敵の正面からの刃
受 け る ために突き出した聖剣を寸前で引き 左の篭手を相手の短刀に打ち付ける! (ズバッ)

私 「つうっっっっ!!」
? 「何だとっ!??」

左手首が斬られる……出血、  動脈に達したか!?
だが………動く、、相手にとっても不意の受身だったのだろう
「線」を通されていない

相手の驚愕の顔、これではっきりとした
やつは  ……あの男の狙いは初めから

  聖  剣  を  コ  ロ  ス  コ  ト  だ  っ  た  の  だ

60 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:34
? 「二手不発…さすがだな   だが終わりではない!!」

右手は動かない
直死で殺された以上、少なくともこの戦闘中の回復は見込めない
左手は……動く  
斬られたとはいえ治癒は働いている
地面の倒壊 そして今の無理な受身で死に体寸前の私

そして、篭手で弾いた男との距離、実に5m弱
じき、地面の倒壊も終わる……そして殺人鬼の最後の一手が   ………来た!

地を蹴り、魔風のように遅いくる殺人鬼
一足で間合いを詰めようと走りくる男・その刃の切っ先だけを視線だけで見据え   ………

そ    の    切    っ    先    が    目    の    前    に    あ   っ   た

61 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:35
私 「なっ!??」

男は接近しながら、唯一の武器である短刀を 私 の 額 め が け て 投 擲 したのだ
無理な体勢のまま、さらに無理な体の酷使、首だけを捻って投擲をかわす!

私 「くっ……」  (びしゅ)

こめかみを掠める刃……
ここにきて男の波状攻撃は完璧だった
詰め将棋のように相手の行動、逃げ道を封じ
いまや完全に私の身体は死に体………自由になるパーツが一つも見つからない
脳裏に蘇る……酷似している
かつて双剣を持ったシロウに敗れ、斬り伏せられた時と同じ……

私 「あ…………………っ!!」
? 「詰め だ………!!」

62 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:36
頭上に、跳躍した男の気配を感じたのと 声が聞こえたのと 男の右手が私の頭を鷲掴みにするのと
一 秒 先 の 自 ら の 死 を感じたのが ほぼ同時だった

? 「――――――― 極 死 ・ 七 夜 ―――――――」

至高の殺人技
首が、あらぬ方向にねじれる…
「―――――――」
視界が暗転し、世界が終わる
サーヴァントとして現界し シロウの盾として剣を振るい 戦いが終わった後も貴方の剣になると願った
「―――――――」
その全てが消えていく        
「―――――――シロウ……」
私は     ここで              シヌ

――――――――――――――

63 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:36
――――――――――――――
          〃 〈_/ / /イ',   / ,    / |  | | :::l ヽ!!  i:::::ト、
             /    ∧.イ / /  / /   /  |  | ト、.:::| リ  i:::::iV
         /   / ,.! .〃 /  / /:l   /   |   | |. |::::|:..}  .!:::::トト
         ,'    〃/ V/' / 下lメ、l ./     | ,|, ィ'|::.W i. トi::::|ハ!
         {   // /ハ./  厶==ミ_メ、     イ,.|==tド/ ,ハ | ト、| |
                l/ 〈/ .i:::liく ら!::::j:i`      う!:::j::!/ ,ハ ハ:::::|
              j! i:::ハ. ヽ辷ゾ        .ヾ二ソ' /./ |. i:::|
               〃 i::|∧           :.     / / ハ! ,ハ. i::|
                / |  i::|〈`ト、       :i     / / // |i | V|
            〈 |  i:::| |:::::|\     ,.. ..、  / /,.1/  ハト. ||
                Y  !::| |:::::|  ヽ     '    / /' ,}! /イ|| |.||
                || i:;ハ.|:::::|  _,|::>  __. イ,.イ、. 〃 /}  ||. || |
               || !' |ハ:::ヽ「`_`ー―---一''´_'フ/ /_ノ  || ハ.|
          ___   | .|/||::ヽ__〉|:::: ̄ ̄| } ̄ ̄:::::/./二`=-―、.||
      ,...:::'::´::::::::::::: ̄V:::::_ノ_r―'::ト、:::::::::::| |::::::::__,,ノ /:::::::::ヽ二ヽ_:: ̄

私 「はああああああああああああああああああっっっ!!!!!!」

64 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:38
「直感」のみが頼りだった
首を脊椎ごと引き抜かれる寸前 私はあらん限りの力を振り絞り
「直感」に従って彼と同じ方向に飛び退いた 
無理な体勢からの跳躍 中空から力づくで相手の腕を引き払おうとし、頚椎が悲鳴を上げる

? 「往生際が悪い! ここでシネ」

奇襲による「死」は回避したものの 首を極められているのは同じ…
空中〜地面に落ちるまでの数秒……男の手が なおも私の頭骨を砕き、首を折ろうと捻られる…

私 「あううっ ぐっ… お、往生の仕方など……私は…  知  ら  ぬ  っ  !!!!!!!」

65 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:39
いい加減、離れるがよい! これで終わりだ!
左手で聖剣を頭上にかざす!

私 「 風 王 結 界 ( イ ン ビ シ ブ ル ・ エ ア ) ! ! ! 」

封印された風の奔流の解放  
暴風が頭上で暴れ狂い、男を巻き込む

? 「なっ!?? ぐあああっ!!!」
私 「はあっ!!!」

真空の刃をその身に受け、斬り刻まれる殺人鬼
強引に男の「死」の拘束を振りほどく!
ここにきて 体勢はやっと五分 ……斜め上方には風を受けて昏倒している男
今度こそ………私が先手を取る!

66 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:40
地面に着地するまで待つつもりはない   これで決めてやる!!!
左手には 結界を解かれ、その姿を現した黄金の聖剣
身体全体のバネを総動員し 中空で身を翻し…………

私 「 や あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ っ っ ! ! ! 」
                                    ――ざん

私の剣は今度こそ 男の胴を背骨ごと真っ二つにしていた

67 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:41
――エピローグ――

戦いは終わったようだ

私 「か  はっ……」

着地に当てる力をも使い果たし 無残に地面に叩きつけられた
情けないほど身体に力が入らない……
サーヴァントをして限界を超えた身体の稼動に 全身が悲鳴を上げている……
膝が笑って立てないなどと……何て無様

この世界に現界し 人間に苦戦したのはこれで何回目だっただろう……
私はよくよく 強い人間と出会ってしまうなと苦笑した……

? 「…………………いい      殺し合いだった…」

横には 私を殺そうとした殺人鬼
人の身でありながら私をここまで追い詰めた魔眼使いが倒れている……
完全に腹を薙いだ…… もって数分といったところだろう

私 「貴方は一体…何者だ?」
? 「俺が何者か なんて些細なコトだろう?  人と人でないものが殺し合った  …それだけさ」
私 「…………」

男の言葉は最後まで分からない
まるで、私と出会い 戦い そしてこうして倒れる事すら当然の事として受け入れている
不可思議な命…… 殺人に特化した魔眼使い……

? 「………残骸だよ  生粋の「殺人貴」の残滓……ま 悪夢みたいなもんか…」

68 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:43
最期に聞き取れない言葉を投げかける男
サーヴァントは夢を見ない……悪夢と言われても分からない……
不可解な疑問を残したまま そのアクムは終わりを告げた

影絵の町に一陣の風が吹く  
そこは見慣れたフユキの町並み………
路地裏の凄惨な光景も倒壊した大地も今は無く 
男の亡骸は既に消えていた

サーヴァントは夢を見ない……悪夢と言われても分からない……
私の体に幾多の傷を残したまま そのアクムは終わりを告げた

私 「帰ろう……シロウが…   待っている」

                                 END

69 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 15:46
というわけで考察@ VS殺人貴……上げてみたのですが…

私が負ける場合も考えたのですが
何せ私は、曲がりなりにも最強のサーヴァントとの触れ込み…
これ以上、人に負けてしまうと……その///   サーバントとして商売あがったりというか何というか///

殺人貴を信奉している方々には申し訳ありませんが
今回は私が勝たせてもらったというコトで許して欲しい……   では(ペコ)

70 :以上、自作自演でした。:04/06/10 15:54
質爆かと思ったら・・・・・・ちと呆然

71 :以上、自作自演でした。:04/06/10 16:22
>>70
ここのセイバーは他のマスターやサーヴァントに一人でで挑んでいるので必死なのです。

72 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/10 17:02
>70
この程度で呆然していては 「次」はバルハラへ昇天しかねませんよ?
何せ次の相手は真祖の姫……

菌糸類をして 
「サーヴァントの強さの目安は アルクェイドの四分の一程度」
と 言わしめた相手だ……

マスターを勝利させる事が私達の役目
それこそ必死に勝つ糸口を模索しているのですが……
どう気張っても3ターンでぬっ殺されるシミュレートしか浮かばないのが現状でs

>71
そ れ は ひ と え に シ ロ ウ の 不 明 で す !  (ムスー)
確かに 柳洞寺でアサシンと戦った時のように 私は単身で物を進めてしまう事が多い……

だがそれも全て!!!
やる気のないマスターを勝たせるサーヴァントの涙ぐましい努力だというコトを理解して欲しい!!!

ふ…ふふ   
どーせどーせ……貴方がたには私の気持ちなんて分からないのだ……
だがしかし…言いたい事があるのなら条件があります!!
せめて文句を言う前に、私以上に苦労しているサーヴァントがいるものならココに連れてくるが良い!!

                                ……  あ   ……   キャスター……

73 :以上、自作自演でした。:04/06/11 01:48
……殺人貴って言うより、殺人鬼―――だな。


74 :以上、自作自演でした。:04/06/15 15:28
シロウで頭の中、いっぱいですか?

75 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:10
>36
VS 真祖の姫君

―――――――

何合目かの交錯……
あらん限りの魔力を振り絞り 前方のソレに叩きつける

ガ  カ  ッ   ぎ ゃ り ん    ガ ッ  

薙ぎ 断ち 両断せんと 一撃一撃が渾身だった
幾多の戦場を共に駆け抜けてきた愛剣がその度に軋む  悲鳴をあげる

私 「ぃやああああああああああああああっっ!!」

ソレが退く  私が追う  着地地点に裂帛の気合を込めて唐竹割り
受けられる  轟! なぎ払われる閃光の爪  受ける  弾き飛ばされる

私 「ぐっ………(ざざっ)」

ソレは平然と佇む
衣服の埃を 今、私を数10mと払い飛ばした時と変わらぬ表情で
パタパタ と払いながら 言い放つ

ア 「…………それで?」
私 「く……」

76 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:10
私の剣が、、、、、、通じない…
屈辱に歯噛みする……
完全に遊ばれている   この私が……

剣の英霊として 私の右に出るものは、そうはいまいと自負していた 
いくばくかの誇りも持っている……
相手が何であれ 私は戦ってみせる……現に今までそうしてきたのだ


だが目の前のソレとは………    戦いになっていない
会心の一手を打つわけでも 絡める策を弄するわけでもない
敵はただ 遥かな高みから 「私」を観察している………

膂力が違う 基本性能が違う 治癒能力が違う     ……そんな些細な違いではない
私は、目の前のソレとの「 存 在 の 違 い 」を ただ、ただ、思い知らされていた……

私 「ちぃっ!!!」 ( ビ ュ ン )
相手のすれ違いざま 肩口に袈裟を落とす――――片手で受けられる
競る事 幾秒  後に間合い5間で対峙する吸血鬼と私

かすった剣閃で、彼女の耳元の金髪が はらり と落ちる
ふうん……という顔  
赤い瞳を湛え 言い放つ彼女

ア 「ちょっとホンキ出すわよ?  付いてこれる?」

77 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:14
-_                               ~"  /       __r-,,,;;;;;''/;;;'/";;;;;;;ヽ..,|
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ヽ,,   ''''::::...        \, "''--..,,,r'//',;;;;;;-";;;;;;;;r',;;;;;/'  `'ー ' "' ノr''フフ'''';ノ;;;|; |;;,`, ヽ  ヽ,
 "'-.,,,   `'"::::::..''-..    \...   |'>,;;;r"|;;/;;;;ノ,;;;;/フ!          , '--'/';;;;;;';;''|; |;;, |  `!   ヽ
     \_ -':.:'':::::::..''::..   .. \..   |/'  "''く,,_//;;/;;/;;|\    _____, ゝ  ノ;;ノ;;;;' | |i; |,;;,]   ヽ   ヽ
        "'-..,,,,.:.::::::::..'::... `''::..\:..'        t',,ク;;/';;;|  \      _,,r''"/''|;;;;; |ノ|; |[;; |   |
            '''--..,,::::::ヽ, `';::..\:..       |/`''''-.,;]    `ヽ--t";;/;;'/;'/;;;;;' ノ/];;ノ|;; |
                 `'ヽ..,:\\:..\:..     | ,..r''" ノ         ト-L,ノ;ノ/;;;;'ノ|/ |;/ |;/
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                            'y'"       ''''''''"",,..-.r''"'''''::::::::::::::::::::::::::::::::..ヽ

78 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:15
アルクェイド・ブリュンスタッド


世界が織り成す力の具現 「真祖」という名の吸血鬼
その中に在ってなお突出した力を持つ「処刑人」である
かつて返り血一つ受けずに数十体の堕ちた真祖を狩り尽くした月の姫……
竜すらも凌駕しかねない 絶対の脅威 ……
「朱い月」に匹敵する超越種を前に ヒトより成ったこの身がどこまで抗しえるのか……

「是非もない…」 騎士として サーヴァントとして 私は答える   そして



――――凶つ夜が始まった

79 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:15
ア 「ちょっとホンキ出すわよ?」



私 「っ!!!」

来る!!
相手の言葉を聞くまでもなく 身体が 「直感」がソレを察知した 
ほぼ一息で間合いから離れる私
腰を落として身構える――
相手との距離 20間――
戦闘開始後 約半日にして真祖の姫君が初めて  「攻 撃」  を仕掛けてくる……

80 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:16
| /| ヽ/ |  /| / |  ハ   ハ
 V ヽ /__`ト、/ | / l  | | /_L /
 /  |V「了Tヾヽレ  ヽ、|_t_7´__イ /
/  ,ハ 、|ヒ!} ト    ィ´rfテ〒=ヾ/_
  l'  l   ̄      、匕シノ_/「´
  l  ハ、    ,;       ̄´/|
  | |-‐ヽ、  ヾ        /ノ
  ヽ.|/⌒\  `=ュ    / /
    \  // ヽ     / |

私 「(ぎりっ!)」

変わらず優雅に佇むソレが、弾けるように突進してくる様を想像して 身構える
                     
(……ユラ……)    ソレが微かに揺れた―――――――

―――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――肉薄されていた

私 「         あ………」

その動きを見て――実際には視認出来なかったのだが―― 私は、呆けたような声を上げた

81 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:17
魔力の波動は何も感じなかった ……何かの術を使ったという訳でもないようだった
つまるところソレは、何の予備動作もなく、野を散歩するかのように 

  瞬  間  移  動  じ  み  た  速  さ  で 

私の間合いの内を犯したのだ………

ア 「アナタ         ドコ見てるの? (にこり)」

――――――――――――――――

82 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:18
――――――――――――――――

初めの数合は互角に打ち合えた……だがそれだけ
地脈を吸い上げ 無尽蔵の力と無限の再生力を持つソレ

バーサーカーに匹敵する 圧壊の一撃
鎧がこそげ落ち 削られてゆく身体と魔力
(―――轟――轟――轟――轟――轟――轟―――)
矢継ぎ早に繰り出される爪……まるで竜巻…
巻き込むもの全てを引き裂き 崩壊させる暴力の嵐

私 「ぐ!? …ふっ……」 

吐血する

暴風のような一撃は それでいて正確無比に、再生の済まない箇所を穿ちにくる
あのアサシンを彷彿とさせる精密さ  「直感」のみを頼りにかろうじて急所を外すも
終わりのない削岩機のような連撃に削られてゆく身体   
ソコには初めから勝ち目など存在しなかった

83 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:19
だが    それがどうした…

目の前の存在が強大であるのは 交える前から識かっていたコト
私(英霊)よりも高次の存在だというコトも……

神代の時代から竜を殺し魔と戦い 人を超えた偉業を成し遂げた英雄
それが昇華し 英霊という座についたのが私達
故に、、、、   相対 するものは 神 で す ら 倒 し て 見 せ る

線のようにか細い可能性を模索し 勝機を手繰り寄せる…
「倒される」までは倒れない  彼もそうだったから……
絶望的な戦力差を承知で 戦い傷つき それでも前進を止めなかった
私はシロウの………サーヴァントだ    その事を誇りに思う   ―――だから

  諦  め  な  い    絶  対  に  !!!

84 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:22
Interlude X-1

             / ./ /  | .| | `.,_..\..,_:\.,_',...-'''" ''\::::::::...     '''''''...,`'- \_ ... `     `-.,
            / /! .|| .:::|  ! ヽ ヽ-_:\'_∠..,,,,,_ `,  \::::::::::::...   '':.... '     \_''::::.....
            |./ | .::|| ::::|, :|,  :',-,'\,.ィi" ゝ   ,〉''T''" ''\:::::::.'':::::...  \_:....      \-,_:::::...
            |/ ヽ::| \:::|`, :ヽ.,_'::i,`X.V ヽ_,',フ..-' `, ヽ  .. '\'-.,_:::::.'''':::..  `'-.,_:....    .\`-.,_
            |   `,|  `,::!|\::| `-.,'.,_ \        |:. ',:. '.,:. '\ /.t.,_:::::::...'-,_  \_::::....   \
                   .入', `N    `           ヽ:.. |,:. `,::. \ /;;;`-.,_'-.,_:.`.  .\\:... .ヽ
                   / / `ノ                  |:. .|.,:. `.,:::.'\;;;;;;;;;;;;;\_\_:::...  \.\,:.. .`
                  // /ヽ,                  |::. |ヽ:. ':!,::::::ヽ;;;;;\;;;;;;;;\:\_:::... \\.,_
                 .//  / :::\ --―‐          !::. レ::. `|',ヽ:::ヽ\;;\;;;,_;;;\.,_\.,:.. `,\!_
                ,/ / .::::::/ \               |:: | |::. .ヽ',:ヽ::`,;;',-,;;\;\;;;`,`'-,.,\..ヽ`
               / |  / .::::::/::;;;;;;ヽ           _,.-''|:: | .ヽ::. ::| ヽ|',:::|.,;|.\;;',-,\_;`, \


少し驚いた  
まさか こんなモノに出会うなんて…

傾いだ体の奥 自分も幾ばくかの傷を負っている
朱い、朱い瞳が金色に変わり―― 腕が閃く

85 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:22
目の前の存在は 知識として知っている
何でも小賢しいやつら(魔術師)が 下らない望郷を弄した果てに生まれた使い捨ての狗

魔術 結界  そして 魔 法  
駄犬どもがこの「世界」に 自分の自我を上書きする手段

そんなモノから生まれた残滓が この私に  
「世界」である私に傷を負わせる

――――なんて、不遜
 
そう、不遜だ
金色の瞳がギリと凶っていく
 

ろくに反撃もできないくせに、よくやる……
少し腕を振るってやるだけで 血を吐いてロウ細工のように左右に弾かれるさまが滑稽だ

86 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:24
………弱くはない
紙一重で私の攻撃に対し 致命傷を避けている
私の動きなど見えていないだろうに、良い反応をする………いや、多分カンがいいのだろう

私を相手に、ここまで戦えるものなど そうはいない
この状態の私を相手に、臆せず向かってきた相手など 指に数える程度……
優れた剣士だ   駄犬などと称するのは少し失礼だったかも知れない
         

   だ   が   犬   は   犬   


魔術師ごときの使い魔の分際で 身の程を知るべきだと思う
相応の罰を与えてやらねば分からないのかしら?

ア 「不思議ね……頑張ったって無駄だって事、分からないほど矮小でもないでしょうに」
 
その目には未だ私と「戦う意志」がある……
ならもう殺してしまおうか――――

世界と同化するまでもない………
今すぐに、この爪で引き裂いてしまおうか―――

87 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:25
Interlude out

私 「――――――― …… ぅ ………」

朦朧とした意識の中 その貌(かお)を見る
女の表情は変わらず
その視線は雄弁に語っている………お前は敵ではない  ただの獲物だ、と

私 「―――!! が、はっ …!」

繰り返す

振る剣を 五月蝿そうに払われる

鎧の上から肋骨を粉砕され内臓を潰される
その激痛に意識を起こされ、

頭部に強烈な衝撃をもらい
その衝撃に意識を遮断されかけ、

剣を振る

振る剣を 五月蝿そうに―――

繰り返す

88 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:25
―――情けない……これほどの実力差があろうとは……


だが、   まだ……立てる  まだ……私は戦える
そして この展開も分かっていた事
正面からこの「存在」を打破する手段などありはしない
初めから 私が唯一、勝ち得る手段は一つしかない

  宝  具  に  よ  る  一  撃  

目の前の「存在」が まともに宝具を打たせてくれる、そんな生易しい相手でない事は百も承知
故に―――敵が、通常の手段で私を殺しきれないと感じた時  ―――
そこに勝機が生まれる    否、そこにしか勝機はない


人を虫ほどにも見ていない超越者を 射抜くように凝視する

放たれる狂爪  (びゅおん!)  風切り音で鼓膜が破れそう……
そこに愚直に踏み込む!

89 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:27
ア 「っ!   ……このっ!」

マトモに受ければ、首から上がなくなるであろう一撃を紙一重で交わし 
真祖に、肩から体当たりを仕掛ける!
体勢を崩した相手に 伸び上がりざま斬り上げ!!

(―チッ―)

彼女の身体を浅く薙いだ   
捨て身で当たり かすらせるのが精一杯
これが現実 これが戦力差……絶望的なまでの

だが意志に反して私は叫ぶ

私 「…………こんなモノですか……真祖とは名ばかりの  雑  種  !!」

我ながらの滑稽さに苦笑 (そんな余裕はないが) しつつ 
私はかつての宿敵の口癖を交えて 敵を嘲笑する

90 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:28
―――     っ!!     ………フ、フフ、、、     ―――

彼女は笑った


最高の彫刻家が渾身の力で掘り出したような、美麗な表情
ただ一つの瑕 

91 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:30
                              ,.,  _,,.-''"       ..::'"./.|'    .::/ ,.-'/__,,,....,.--'''" ........;:r'' ,  ./ :::::/ /
                          ,.-'" `"........       .......::/    ./.::/' -'/,r---/_,...----/" ../ /i ! , ::/ /
                       /,..-"::"...::::::_::::::::::::::::::::::::/     ../:/'  /:/ ヽ.''イ" ,`iヽ,/ ..._/ ./" ! .| .V /
                      -''イ,.-',...,--'":::::::::::,..,_,,.-'" ..   ...:/../::" i :::|  `-, !,_/-',..-/'"_,//:",イ: ./ .| /
                        '"'"/-_,..--'.-'......,_::::::'''''" /::/../:::::'  | :/     `'-/''/_,.-''"/./ /: ./: ./ !
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                                  r''":::::_,r'":_,/.,.-'" /:/::'   .! | `!           _,.-'-'イ '/, Y"/// /
                                /,...-フ_,.,.r'/ ./'"   /:/!:'  .|| ./               ! く//r'//: /
                                レ /'/'`'-|://   // |:   .//! |   `'=---.,_     > /''" イ::' |
                              __|/./::::::://:::`-.,_/" ./   イ/ |./       `'- ヽ     ノ:'   |::' .!
                        ,..-''"~'::::::::::::::ヽ.,_:::レ:::::::::::' `'-.,_ | // .|:!             _,,.イ":::: : |:' : |
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それは、、、、そこに 殺 意 以 外 の 感 情 が存在しないこと ……………

92 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:31
Interlude X-2

ワカル       


ワカル     


殺意が理性を塗りつぶしてゆくのがワカル

雑種――― 私にそう言い放ったの?  この目の前のムシケラは ―――

私はニンゲンを殺した事はない
だが、人間の枠を大きく外れたモノが私の前に立った時は、わたしも敬意をもって殺すべきだと思う
故に――― 初 め か ら 有 無 を 言 わ せ る 必 要 な ど な か っ た 

93 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:31
頭から余分なモノが消えていく、熱い怒りと冷たい思考が同時に入り混じる奇妙な感覚
昔は怒りなど持っていなかった…
ただひたすら冷たい思考だけがあった… 
 
だが今は違う、  それが嬉しい、  それが楽しい、

まずは手足を一本ずつ捻り、折り、千切る
次には胸をかっさばいて肋骨を一本一本引き抜いてやる
それでまだ生きているのなら、内臓の一つ一つをじっくりと時間を掛けて潰して
脳漿をばらまき 床にバターのように塗りつける
そして残った身体は 壁にでも飾ってあげよう……
どうやら稚拙な治癒能力があるみたいだけれど、そんなものは関係ない
何処までされて生きていられるか……見物だ――

殺気で、空気が冷えていく――

94 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:32
Interlude out

下腹部からせり上がってくる感覚がある 

痛みで麻痺しているハズの感覚が………メノマエのソレにオコサレル

喉が干からびたように乾き 指先 足先から力が抜けてゆく感触

私 「はぁ……はぁ……は……は―――――  はっ――――……」 

これが真祖・アルクェイドブリュンスタッドの………本気……

殺気……
そのまま心臓を握りつぶされるような――― 巨 大 す ぎ る 殺 気 ……

 世界に   死を   突きつけられた   かのような

95 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:32
恐怖を  目の前の敵に恐怖を抱くなど   

……唇を噛み締める
……死すら恐れた事はないというのに…

だ が 竦 む な ! ……この剣にかけて!!
恐怖や恐れに囚われるなど許されない………そんなものに英霊を名乗る資格などない
それに、  この流れは望むところ


     そう       勝 負 は こ こ か ら だ  


「鞘」の治癒もままならないまま 私は地面を蹴る
朱色に金の瞳の、絶対死の奔流に向かって 聖剣を叩きつけ――――――  

96 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:33
Interlude X-3

健気に向かってくるムシケラ

大したもの―――「この」私を前に臆さないなんて

いいわ   ―金色の魔眼と薄い微笑を顔に張りつけ―  貴方に見せてあげる

  真  祖  の  本  当  の  力  を  

体内に「世界」から力が流れこむ
世界と繋がっている限り 私に出来ない事はない
身体能力が無制限に上がり続けるのが実感できる

97 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:34
―― だって ――

  向  か  っ  て  く  る  剣  士  が  止  ま  っ  て  見  え  る

98 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:35
一撃を待つ事もない
後ろに回りこみ、私の手が 彼女の首を後ろから掴んでいた

誇り高き剣士          貴方は―――

                 ―――ドンナ コエデ ナキサケブ ノダロウ

…ふと 思って

そのまま壁に向かって放り投げてみた……

99 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:35
Interlude out

朱色に金の瞳の、絶対死の奔流に向かって 聖剣を叩きつけ――――――  


  る  事  も  か  な  わ  ず  

何という………
「直感」すら働かない速度……
背後に違和感を感じた時にはもう……後ろを取られ……
そのまま力任せに首を掴まれ……


 小 石 を 投 げ つ け る よ う に 無 造 作 に 投 擲 さ れ て い た 

100 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:36
私 「   ッ   ! ! ! ! ! ! ! 」

カタパルトから 弾丸のような、あり得ない速度で打ち出され
完全に平衡感覚をなくす体  景色が物凄い勢いで流れる  
耳障りな「轟ー」という音―――
身体は地面とほぼ並行に跳び続け それでもなお、私の体は慣性を殺せずに飛び続ける 
地面に剣を刺して勢いを止め(ガリガリガリガリガリ)―――    

――――(ガリガリガリガリガリガリッッッ)  くぅっ……止まらない…!
迫る壁…!   考えている暇などない!!  受 身 を っ … ! ! !


  (  が  し  ゃ  あ  あ  あ  あ  あ  あ  あ  あ  あ  あ  あ  ん  !  )    

その勢いのまま……身体は石壁に激突していた 
 
―――――――――

101 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:38
―――――――――

  (ガッ)  (がしゃあああっ!)

骨格が悲鳴を上げ、、、、、皮膚が裂ける
背骨にヒビが入った、、、か
 
私 「か、、、ふっ………ゴホ……」

息が出来ない、、、、ヒュー……ヒュー……と 耳障りな音が 自分の喉から漏れていた

まず、、い  これ以上は、、、
活動停止を、、、、余技なくされて、は 宝具を使うどころでは、、、……

  (ガッ)  (がしゃあああっ!)

あの後、投擲で離れた距離を一瞬で詰めた吸血鬼に
首を鷲掴みにされ、持ち上げられる     


そのまま何度も何度も――――     壁 に 叩 き つ け ら れ る 

  (ガッ)  (がしゃあああっ!)    (ガッ)  (がしゃあああっ!)    (ガッ)  (がしゃあああっ!)

私 「………ぁ………ぅ………」

万事、、、、休す、、か……

102 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:39
血と共に 身体の力が抜けてゆく……
再生が    追いつかな、、、、、

ア 「― セキツイ ハ マダ イキテル ? ノウショウハ マダ ケンザイ ? ―」

  (ガッ)  (がしゃあああっ!)    

ア 「― ツマラナイワ ―  コノ ワタシヲ 「雑種」 ヨバワリシテオイテ ― 」

  (ガッ)  (がしゃあああっ!)    

ア 「― シブトイ ダケノ ゴキブリフゼイガ ― ジゴク ヲ ミセテアゲル―」

  (ガッ)  (がしゃあああっ!)    

ア 「― イノチゴイ シテミナサイ 「駄犬」! セメテ ラクニ コロシテアゲナイ コトモ ナイ  アハハハハハ!」

  (ガッ)  (がしゃあああっ!)    

103 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:40
  (ガッ)  (がしゃあああっ!)    

私 「………………………………………………だ……」
ア 「―――――――  キコエナイ  ―――――――」

  (ガッ)  (がしゃあああっ!)    

再度 叩きつけ、ソレが覗き込むように顔を近づけてくる……
命乞いをしろ と   犬は犬らしく 泣き叫び 地に頭を擦り付けて懇願しろ と
     
        モ ウ コ ロ シ テ ク ダ サ イ  ト

限界が近い……
このまま嬲られ きざまれ じき、この身は戦闘不能に陥るだろう
だから私は、言うとおりにする事にした………
犬は犬らしく  あらん限りの叫び声をあげ

104 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:41
私 「  断  る  !  !  !  !  私  は  王  だ  っ  !  ! ! ! ! ! 」


  (  ガッ  !!  !! !! !)  (が し ゃ あ あ あ あ あ あ ん!!!!!)    


眼 前 の 真 祖 の 顔 を  
篭 手 の 部 分 で 殴 り つ け
渾 身 の 力 を 込 め て 蹴 り 飛 ば し て い た 

105 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:42
ごきっという手応え……
そのまま10mほど吹き飛び、頭から地面に堕ちる真祖
あれだけ剣を振るってもかする程度だったのに………

私 「ふ……………ぐっ! ……」

立ち上がる………まだ
聖剣を構え……
ここしか……もうここしかない……
残りの魔力を剣に集中させ―――

106 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:42
残りの魔力を剣に集中させ―――


  響  き  渡  る  嬌  声  

ア 「ハハハハハハ アハハハ ア ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ !!!」

禍々しいまでの嬌笑
汚らわしい犬に足蹴にされた と  本当に楽しませてくれる と
狂ったようにひとしきり笑い続け 


――――――  コ ・ ロ ・ シ ・ テ ・ ア ・ ゲ ・ ル  ――――――


 瞬 間 、 私 の 身 体 に 巻 き つ く   幾 多 も の 縛 鎖 

107 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:43
  っ っ  ! ! ! ? ? ?

それは真祖から放たれたわけでもなく
そこに当然のように在ったかの如く 突然に現れ………

10本、20本 数え切れない……
星の息吹から具現化されるその鎖は
捕らえた獲物を絞め潰さんと圧力を増す

私 「ぐっ……あっ!!!」

 ――――――  肉  片  も  残  さ  な  い  ――――――

108 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:44
空 想 具 現 化 ― マ ー ブ ル フ ァ ン タ ズ ム 

真祖の織り成す セ カ イ ノ カ タ チ  
世界そのものに干渉し、その空間に自らの自我を具現化させる……
魔術師の持つ固有結界と似ているが その規模が違う
ヒトの作り出す心象と 「世界」が作り出す現象  
同じであろうはずがない……

同じであろうはずがない……


鎖に押し潰される身体……
どのパーツを取っても自ら自由になる箇所がない
よって 目だけが――――――ソレを捉えた


目  の  前  に  具  現  化  さ  れ  た  巨  大  な  月  が  あ  っ  た

109 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:45
 ――――――  飛  び  散  り  な  さ  い  ――――――


ま る で 神 代 の 時 代 の 再 現 ……

あまりにも巨大な「世界」
ゲヘナの炎 インドラの雷 神がヒトに与えた滅びの鉄槌
それを目の当たりにした人々の胸中とは如何なるものか
祈り 懇願 そして神を前にした 己の罪と罰に対する恐れであろう

迫る……
月が堕ちてくる  それを「止める」術はない
真祖・アルクェイドブリュンスタッドの全霊に この身が飲み込まれる………
回避も防御もない     ……

私はただ その罪と罰を………     

110 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:47
                              ,.,  _,,.-''"       ..::'"./.|'    .::/ ,.-'/__,,,....,.--'''" ........;:r'' ,  ./ :::::/ /
                          ,.-'" `"........       .......::/    ./.::/' -'/,r---/_,...----/" ../ /i ! , ::/ /
                       /,..-"::"...::::::_::::::::::::::::::::::::/     ../:/'  /:/ ヽ.''イ" ,`iヽ,/ ..._/ ./" ! .| .V /
                      -''イ,.-',...,--'":::::::::::,..,_,,.-'" ..   ...:/../::" i :::|  `-, !,_/-',..-/'"_,//:",イ: ./ .| /
                        '"'"/-_,..--'.-'......,_::::::'''''" /::/../:::::'  | :/     `'-/''/_,.-''"/./ /: ./: ./ !
                         /'"/  /" ,./"....:,.-'::::/..:/!:::::::'  .! i |     / ,/'"  /.,r'-,_./:' /: / /
                                  r''":::::_,r'":_,/.,.-'" /:/::'   .! | `!           _,.-'-'イ '/, Y"/// /
                                /,...-フ_,.,.r'/ ./'"   /:/!:'  .|| ./               ! く//r'//: /
                                レ /'/'`'-|://   // |:   .//! |   `'=---.,_     > /''" イ::' |



        /   / ,.! .〃 /  / /:l   /   |   | |. |::::|:..}  .!:::::トト
         ,'    〃/ V/' / 下lメ、l ./     | ,|, ィ'|::.W i. トi::::|ハ!
         {   // /ハ./  厶==ミ_メ、     イ,.|==tド/ ,ハ | ト、| |
                l/ 〈/ .i:::liく ら!::::j:i`      う!:::j::!/ ,ハ ハ:::::|
              j! i:::ハ. ヽ辷ゾ        .ヾ二ソ' /./ |. i:::|
               〃 i::|∧           :.     / / ハ! ,ハ. i::|

そう………私はただ

111 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:48




 ――――――  遥 か 遠 き 理 想 郷 ・ ア ヴ ァ ロ ン   ――――――






112 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:49
ア 「  な  っ  ! ! ! ? ?  ? 」

そう…
防御も回避も必要ない……

ただ一度―――――――――我 は 遮 断 す る の み 


アヴァロン――

この身が死後 到達するという遥か遠き妖精卿

故に何人たりとも 其処へ行き着く事はない

五つの魔法すら通さない

究極の一


初めて………初めて真祖の顔が驚愕に染まる

113 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:50
信じられないものを見るかのように その双眸が見開かれる

最 強 の 自 分 の 全 霊 が 防 が れ る  な ど 

彼女にとってはあり得ない事……
コレを出したからには 相手は必ず……  
どんな奇跡が起きようと滅びねばならぬ最強の一撃

故に  無双の一撃を放った後の隙は消しようがない 
驚愕も拍車をかける
この戦いにおいて 真祖の吸血姫が始めて見せた 唯一絶対の隙……

ア 「――― こ、、、、 こ の ぉ っ っ っ っ っ ! ! !  ―――」

自らの状態に気づいたのだろう  怨嗟の声を上げる吸血鬼

114 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:51
――空想具現化の重ね掛け(鎖と月の具現化) 

いかに無限の力を有すといえど
この一瞬のみ 貯蔵庫はカラになる

か細い糸で手繰り寄せた勝機が ピースごとに組みあがり形を成す
元より選択肢はこの方法のみ

――― 隙 を 誘 い 宝 具 を 使 う 

ほぼ絶望的な賭けだったが  
故にこの瞬間のみ 
全ての運命が私に味方をする

115 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:51
受けるが良い真祖の姫………
英雄王をも打破した
これが私の全霊………


  約  束  さ  れ  た  ―――
    エ   ク   ス



ア 「――― こ の 駄 犬 風 情 が  っ ! ! ! ! ―――」



  勝  利  の  剣  !  !  !  !  !
     カ     リ     バ     ー

                            ―――――  !!!!!

116 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:52
Last Interlude 

この身が                 噴き出す血に塗れている

ア 「 そん、     な  は ず  」
  
負ける筈の無い相手だった
完全に捕らえた獲物だった
  
ア 「な い  、ど こ に  ウデ    私の   腕 」
  
受けようとした聖剣に断ち切られた
無残に炭化して 消えてなくなった
 
ア 「   か、え    せ …」
 
肩口から両断された上半身が赤く染まっている
体が千切れ、不様にのたうつ自分の姿が目に映る

117 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:53
ア 「 イ  タ  イ 」
 
……朱い血はまだ流れ続けている
視界はスローモーションのまま静かに、

ア 「 イ タ イ イ タ イ イ タ イ イ タ イ イ タ イ イ タ イ イ タ イ イ タ イ 」

あの剣士の聖剣を見据え……視界がレッドアウトする
  
ア 「 イ  タ  イ     痛 い よ ぅ ……             志貴ぃ…」
  
目に映るは 全てを捧げた思い人
私の中の何かが弾け、何かが壊れていく
そして、私に向かって膨大な質量を持つ光の渦が堕ちてきた…


                               そこで……

118 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:54
 そ こ で 『 わ た し 』 の 中 の 私 が 起 き た 

――――――――――――――

其の星を観測するのは月

空に在る月の輝きが増している…

朱く…朱く…    こんなにも……朱く冷たい   

119 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:55
地脈以外からの力の供給が跳ね上がる……
二つの側面を持つが故に………思考は一つにならぬまま
わたし と私は この見事な剣士に対峙する
  

人間から成る身に汚されたのはこれで三度目……

「魔法使い…魔眼…英霊…ほとほと ヒトとは多様に囀るものよ……」

『でも褒めてあげる… この私に此処までの手傷を負わせたこと』

120 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:57
「だがヒトの想念が創りし対城の神器では ブリュンスタッドの千年城を断つ事は適わぬ」  

『それに志貴以外のモノになんか殺されてやらない……』

「少し………   戯れようか……剣士よ」


『貴方は―――     も う 倒 す か ら』  
「汝は――――     こ こ で 死 ぬ が 良 い」 


121 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:58
Interlude out

終わった――


勝利を信じて疑わなかった
完璧な一撃
ゼロ距離で炸裂した 約束された勝利の剣

刀身は 無防備な真祖の身体を両断し 
舞い上がる閃光はその身をチリへと化した      



はずだった……のに……


あり得ない……

122 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 00:59
     ,.-.,_,,.r''ヽ.,
   ,r-'  --.,_ヽ., `''-.,_
  f"',ヽ'-,'-,::`-,:::::::::::::`'-..,_                                      ,.....---'''''''''''"""'''''-
  |',::i.,`r'''"_.'-, `-,_::::::::::::::::`''-.,,_                           _,,....--"-''"
  ヽf`'ヽ -" `'.,'-,`'-.,_:::::::::::::::::::`'''---.,,__         ,.........---''"--'''"
    `' '‐.,-   _ `i,'!',.,_ `''-..,__:::::::::::::::::::::::::::::`'''''''''''''''''''"--'''"---------------'''''''''''''''''''''''''''''''-...,_
        `'`'''"_'! `i ,...`''''-,::::`''''---.....::::::::::.........`''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''"" ̄ ̄ ̄ ̄`''''''--.`-,_
          `-,ノ  ,.f  _...-'--...,_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........    ̄''''''''''''''---...,,,,__           `'`-,
          / _  ヽ,/;;;:r---''"i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: '''''''''''''::::::::.......   _  '''----.,,,,,,`''''''''''''--.,,__    `
          '.,  ) , /'| f"';;;;;;;;;;;:/_''::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...        "'''''''''--.,'--.,_"':::`'''--.,_`''''''-..,_'ヽ_
          /`''r'-f'" -,`;;;;;;;;;;;/'i `'''--..,_:::::::::::::::::::::::::::::::::::..........            `''-.,_-..,_:::`''-.,....,_`''-ヽ,
          | ;;;;'.,_;`-..,_;;`''.,;;;;;;;;;:'i,_       `''''''--..,`'''--.,,,_:::::::::::::::::::;:::::::::::::........     `-,`.,-.,::::`'-.,..`''-..,_
           `-.,_;`'-._;;`;;;;;;i.,;;;;;;;:::'i`'''---.,,,..,_      `''''--.,`''-..,---.....,,,_`''''''''''''---...,.......ヽ`.,_`'-,::`'.,-.,''''-..,_
             `-;';;;;`'.,;;;;;;::;;'i'';;;:::::',--''''":::::::: ̄''''''-----.,_`''-.,'-.,     `'''''''--...,__.,_ `''-ヽ:| ̄'`-, 'i `'-, `'

123 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 01:00
剣閃は 吸血鬼の身体を両断する手前
上半身の部分で鎖に……

剣光は 吸血鬼の身体を消し去る事無く
それ以上のナニカが打ち消してゆく  

灼熱の白い光
世界を塗りつぶしていく…圧倒的な白
自然に属する全ての物が灼熱の空間と化し、自然に属さない聖剣の光を遮断する

朱く染まった服は焼け落ちている
代わりに真祖を飾る 白と青のドレス………
肩口までしかなかった黄金の髪が 地面につかんばかりの見事な長髪と化している 

124 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 01:02
何が起きたのか知る由もない……
そして何が起きたのかは問題ではない……

私 「、、、(……………届かなかった……か)」

そう……
届かなかった
私の全てをかけて なお この強靭な生命を消し去る事が出来なかった
この結果こそが この凶つ夜の終焉を意味していた……

紡ぐ ゆっくりと紡ぐ……
夜空には至る朱い月 
そして剣の王よ  汝に朱い月の祝福を

故にこの身を世界と同化しつつ     口に紡ぎだしたるは    其の者の運命

125 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 01:02
 「    死 ぬ が よ い    」

鎖に四肢を絡めとられる……
爪が迫る  狙いは心臓

126 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 01:03
魔力の大半を使い果たした
私にはもう……動く力すらない
帰らなきゃ……シロウが…待っている
薄れゆく意識と逃れ得ぬ死の狭間、私は彼の事を思い出していた

私 「………シロウ……済まない…」

私はもう……帰れそうもない

――  !!  ――

その爪先が微かに震えた気がした   次の瞬間――

(         ざしゅ       )

宝具を凌駕する凶器と化した爪が
真っ直ぐに私の身体を貫いていた

127 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 01:04
Epirogue 

ア 「しろう って誰よ?」

―――  あ………  ―――

視界は未だ闇の中……
意識だけが   覚醒する

ア 「生きてる、か……ホント 27祖並のしぶとさよね……」

誰かいる…
私の横に立っている
多分 倒れている私を見下ろしている

ああ………負けたのですね  私は……

身体に感覚はない……
生きているのか死んでいるのかさえ……ワカラナイ
既に止めを刺されたのだろうか…?

128 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 01:05
ア 「信じられない…あそこで外すなんて……私、ホントに壊れちゃってるよ……志貴  フフ…」

よく……聞き取れない

ア 「だいたいこいつが寸前で人間の名前なんか口にするから……むう       私  の  マ  ネ  す  ん  な  !」

(  パ  コ  ン  !)

……軽い衝撃
どうやら頭を殴られたようだ

ア 「いいわ……ホントなら絶対に殺してるトコだけど……こっちも久々に出し切って、少しスカッとした事だし 見逃してあげる」 

129 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 01:08
ア 「ま 回復するかどうかは五分五分だけどねー……そこまで面倒見てやる義理はないから」

……誰かは 「じゃねー」 と言って 離れていく
足音が遠ざかってゆく…/・…

――――

五感が働かない
思考も上手く働かない……
私は負けた それは分かる…
では今は  此処はどこだろう…

シロウの顔を思い浮かべる
ああ………
そういえば、今日はリンと三人で出かけるという約束でしたね……
帰らなくては……
シロウの元へ

長い夜が終わり、朝日が顔を覗かせる中

― でも今は    少し眠ろう ―

私の意識はまた闇の中へ……堕ちていった              

130 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 01:30
考察A  VS 真祖の姫君……遅くなりました

これはもう希望的観測ですね…
実際に私の剣で、彼女をあそこまで引き出す事が出来るかどうかは分かりませんので…

>73
考察@の補足
復讐騎エンハウンスと共に死徒を狩り続ける「殺人貴」…

それは分かるのですが 戦闘記録としての彼の能力は……
正直 正史に記されていないので分からなかったのです
英霊の知識の拙さを暴露してしまいましたね……済まない///

確かに私の描いた彼は 遠野志貴と七夜志貴の能力を最大に具現させたモノ
そして性格は殺人鬼寄りでした……
それは、あのように来てもらわなければ、彼のような好ましい人物と剣を交える想像が付かなかったのです……
フウ  私もまだまだ修行が足りませんね……

>74
なななな何をバカな……///

確かにシロウの人となりは好ましいし、料理も美味だ…
だが彼のような危なっかしいマスターは正直困るのです!
サーヴァントである私の身を案じてバーサーカーの前に立つなど正気の沙汰とは思えない!

だいたいシロウは言っている事がおかしいっ!!
私が女だから戦うなだと!? ならば誰が彼を守るというのです!! 
そこっ!! 私は別に、美味しい夕食で懐柔されているわけではない!!! 断じて!!
剣の筋も思いの他良いとはいえ、サーヴァントを相手に戦えるレベルではないというのに一体何を考えt

―――― 以下 下60行 ――――

131 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 01:50
>36
前の二戦は 私としても興味があったので、つい熱が入ってしまいました
昔 支持していた歴史書を引っ張り出して、部分的に抜粋してしまった…

関係者の方に見つかったら 袋叩きにされますね(にこ)

考察B  VS 軋間紅摩

正直 このくらいの相手ならば、私が遅れを取る事はないと思うのですが……
チガウモノの血を有しているとはいえ 相手は人間
圧壊の腕は脅威だとしても バーサーカーのソレと比べると不足しているでしょう
それに能力も力押しの肉弾戦  どちらかと言えば御しやすい相手だと言えます
相性で言えば 私はトオノアキハの「略奪」の方に脅威を感じますが……

だがこれも、正史で得た私の知識から出た言葉に過ぎない……
トオノシキは言っていましたね

「ホンモノはこんなもんじゃなかったんだよ」 と……

もし 反転して紅赤朱と化した本物のキシマコウマが我が前に立ちふさがるのであれば……
どうでしょうか……知識が少なすぎて戦術予想の域にまで達しない・・・…  

132 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 01:51
考察C  VS セイバー(うさ)

よかろう  ならば!!!

            /ハ | /  /   /  / /  | | l  ヽヽ
      __      >| | ∨   /  / ,/ ,/  /| |  l  ヽ !
     /__ \   〈. |. ∨  />x', イ'  ,.イ  /' l  |.  l.  | |
       ヾ;、  ,入/l   jl.ィ==ミ、イ / /  |  |  |  ,ハ.|
 ‐--、     >‐- 」 | |   |l ハ{::::}::j. ヽ/ /  _,レナ|'' /|. / リ
 --、 \  / _  `Y |  |. |_ しと  /'´  ,イ:::ノ`!|,人j/
    \. \. \_゙>| ハ  |   ̄ _    {.じリ イ' ヽ ヽ
     `ー- 二二 -‐|.「 |   |  /   `ヽ  `ー' λ   ヽ ヽ   そ  も  さ  ん  !  !  !
      /  /r'`ヽ|l_ |   ト、 {      /   ノ  |    ト、.〉   
     /    \>    ヽ}  ト ヾ、_  / -‐ ´__  |   | リ       


f´  ` `        _ .、 ヾ、!_
  ,f .,r'´,r'/!  i、 , 、 ´ `┛┗`、`!
.  i ./f / / .i   !`、.`、ヽ ┓┏.i ヽ`、
.  V ,! /i i  ヽ  ヽ `、.`、`、  .!  i .i,ム
   i ! ト'_____,,,`、,,,,ゝーヾ、!'''、'´!  i .i,ノ
   ヽ,! i,          ` `、!  .!、,!)
    i ,i;;;;;;;;;;;;;;'  `;;;;;;;;;;;;;;;;;;;''!  .!,!i`ヽ、
.    ! !___       .r‐‐‐、,i  i'i:i'ヽ、!
.    i (ゝ、-'       `ー'7' i  ./ i;,i  `       ガーリーレーオーーー………
     ! / ` - ,___A__,, - '7´ i ,イ



勝負あり!!!

133 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/18 01:57
…………………
前の@Aに比べて 明らかに手抜きだろワレ という視線をひしひしと感じる……///
違うのです……それは誤解だ

単に前の@Aは剣士として非常に興味があっただけの話で……

む……だいたいCのセイバー(うさ)などと、どう戦えば良いというのです!?
真面目に語ってはそれこそ道化だ/// 真祖が、猫アルク相手にどう戦うか思案するようなものです……


私は………間違っていますか?  シロウ(泣) 

134 :以上、自作自演でした。:04/06/18 03:03
総合では弓塚さつきとのバトルが密かなブームのようですが?

135 :以上、自作自演でした。:04/06/18 03:13
もしも士郎が黒化して、逆にセイバーは元のままだったとしたら
どんな展開になっていたかしらね。

136 :以上、自作自演でした。:04/06/19 13:32
VSアーカードも出来たらお願いします。
死徒でありながら真祖の力に近い物がありますから。
もしくは堕ちた真祖なのかもしれませんが…

137 :警官隊:04/06/26 11:30
 警察だ!!!
 決闘の現行犯で全員逮捕する!!!

138 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:27
>136

VS アーカード

Interlude X-1

イ 「……で、どういう事だこれは?」
 
ヘルシング機関内 インテグラの執務室
執事の持ってきた報告書を読む、インテグラの表情は厳しい
その視線は、一枚の報告書へと注がれている

ウォ 「ご覧になった通りでございます…インテグラ様」
イ 「そうではない…この場合、問題視されるのは、コレをやったのが誰か、というコトだ……」

英国は現在   戦  争  状態にある
狂気の少佐が送り込んだ人でなしの軍隊……
多角同時に展開される人外の脅威
現在 王立国境騎士団はその対応に

―セラスも ウォルターも そして最強の不死者たる「彼」も―

追われている   そこへ この異変だ

「各地の武装した吸血鬼の大隊を 事も無げに壊滅させて回る化け物(フリーク)の出現」
「その殺戮の現場に残る 膨大な魔力の残光」
「明らかに人の業ではない 破壊の跡地」

139 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:27
初めは「イスカリオテ」のオス豚どもかと思った………
だが先日の「円卓」でキッパリと否定された―――
そもそもあの聖騎士アンデルセンすら 今はこちらの領地に介入してくる余裕がないのだ

吸血鬼を相手に我が領土で派手な立ち回り―――
これは我がヘルシングに対する侮辱である
神と女王陛下の御名において、自国を守護してきた……
それこそが王立国境騎士団長としての、我らの誇りなのだから

時期が時期だけに泳がせておく事も考えたが―――


不意に背後に現れる 強烈な気配……
窓辺に立つは 赤い街頭にその身を包んだヘルシングの掃除屋……
あの真祖の姫君と並び最強と称される不死者   アーカード  である

140 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:28
ア 「命令(オーダー)をよこせ……探索はいいが、見つけたらどうする? 大人しくご同行願うのかね?」
イ 「愚問だぞアーカード…我々は何だ…………?」    

あくまでも静かに 報告書へ目を通していたヘルシング卿の様子が一変する

               (  ダ  ン  っ  !  !)

煙草を吐き捨て テーブルに拳を打ち付ける!

イ 「王立国境騎士団 ヘルシング機関! どこぞの異邦の化け物に我が領土を荒らされて黙っていると思うのかっ!!?  打って出ろアーカード!! その無礼な来客を押し潰し、蹂躙し、粉砕しろ!!!」

下されるオーダー……
ニヤリ、と薄暗い笑みを浮かべ 今宵 哀れな獲物の姿を思い浮かべる不死者……

―― 見敵必殺(サーチアンドデストロイ)、サーチアンドデストロイだ! ――

ア 「サー……マスターインテグラ……待っているが良い……ククク」

Interlude out

141 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:29
我が目を疑った――

歯がガチガチ…となっている…… 視界が真っ赤に染まり、身体の震えが止まらない……

ここは衛宮邸
休日の朝……
朝食後、お茶の間のTV、シロウが事も無げに着けた画面――


そこに映し出されている光景を見て……絶句する

「特番」と銘打たれ
TVのキャスターが声高々に語る……

阿鼻叫喚の地獄絵図 と化した、かつての私の故郷………


英国が大量の吸血鬼に蹂躙されている という信じ難い絶報……
ロンドン塔が 橋が その他あらゆる建造物が……
業火に巻かれ崩れ落ちている……

142 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:30
空母 戦闘機 近代兵器に身を包んだソレらを映し出す画面
しかし彼らは 一目で分かる―――人間ではなかった…

―――軍装した不死の武装吸血兵たち―――

信じられない事だが 事実、不死の軍団はソコに在り
守備軍のなす術もなく英国本土を焼き尽くしているのだ……

(ぎりっ!!)                   ……歯噛みする
何て――――何て事………


いまだ震えは止まらない……
カタ、カタ、と湯飲みを持つ手が震える


許せない……許せない……  許 せ な い !
私の……よ く も 私 の 国 を  ………!!

ダっ!  と勢いよく立ち上がり―――――   

143 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:31
そして  留まる……
たとえ生前の故郷とはいえ 今は私はシロウのサーヴァント………
もはやこの身は 自らの都合のみで動いてよいモノではないのだ…
吸血鬼の討伐 そのために英国へ赴く――其れは 長期の間、マスターの元を離れる事になる……
そんな事は許されない……


うなだれる………

シ 「…………自分のためにしたい事をするんだろう?(にこ)」

え……?

私 「…………シロウ………??」

一瞬彼が何を言ったのか 分からなかった

シロウはこちらを見ずに、、故意に視線を逸らすような、、TVの画面だけを凝視しながら言う

シ 「まあ…何だ セイバーにそんな顔をされてちゃ、こっちだって辛いからさ………   行こう イギリス! 俺も出来る限りの事はするからさ!」

まるで都心に遊びにいこう  というくらい気軽に しかも本気で  そう、、、、いつもと同じように


彼は言い放った―――

144 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:35
――――――――

不覚にも涙が出そうになった……

彼はこういう人だった……
だから惹かれた……
いつだって私の事を考えてくれて……
だが……

私 「我侭を許して欲しい……シロウ     ― かの地へは、、、一人で赴きます」

これは私の私闘………
故に貴方を巻き込む事などできない……

 当 然 、 色 め き だ っ て 抗 議 す る 彼 (苦笑) …… 

国は違えど そこに他人を助けようとする大儀がある以上、彼は譲らないのだ…
頑固なところは変わらない……

――――――

数時間ほど平行線での言い合い   
私とてこれだけは譲れない……
自らの都合でマスターを死地に誘うサーヴァントなど―――万死に値する愚行だろう

シ 「これを……セイバーには無二の一振りがあるから気休めにしかならないけどさ……」

ようやく、渋々と納得してくれたマスターが 「お守り代わり」だ、といって
投影してくれたのは一振りの剣…… 
それを背中に背負う 

145 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:36
嬉しい……
この思いだけで、、私には千の援軍に匹敵する…

―― 必ず 無事に帰ってくるんだぞ ――

はい……その念呪と、剣にかけて誓おう……

愛おしいマスターに一時の別れを告げ
踏み出したるは、かつて自らを裏切った英国の大地――――
数百年を経て帰還した   ― 死者の軍に蹂躙された ― 魔都

146 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:36


幾度目かの夜が来る…

そこに降り立ち 初めに感じたのは絶望
そして怒り………

目に映る不死の軍を――その怒りを以って殲滅した
死に切れなかった哀れな犠牲者(グール)を――その慈悲を以って土くれに返した

嗚咽を漏らす………


こんな……こんな事……

―――――――許 せ る も の か 

夜の街灯に照らされながら 私はその半壊した町並みを歩いていた
時間をかけてやるつもりはない……
この許されざる存在を 一匹残らず、即刻、この現世から消し去ってやる……
そしてコレをやった首謀者に、、、相応の捌きを受けさせてやる……



確固たる決意を胸に歩き続ける中                  


私はやつに出会った……………………………

147 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:37
ソレは 
煉獄の炎に照らされながら 
死の香りと 狂気を称えた笑みを浮かべ
私に向かってゆっくりと……
歩を進めてきた

まるで闘争の意志が具現化したような存在感
絶えず、歪んだ獰猛な笑いをその頬に浮かべ、その身に纏うは明確なまでの気配
そう……出会ったものに「死」を宣告するかのような――圧倒的な殺気

「命の輪廻という世界から外れた不死王」と 「抑止という世界から具現した騎士王」 


共に世界の境界を超えた彼と私が    闇夜の中



        ――――静かに対面していた――――


ア 「―――――驚いたな……ボソ」

私 「…………」

148 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:39
目の前のソレに戦慄を覚える……

違う…
昨日まで討ち倒してきた吸血鬼の類とはケタが……
何もかも……

分かる……
目の前の生物の その明確なまでの強大さ
私の「直感」が告げている……

不可視の剣を構える――  気を抜けば    瞬く間に殺される
 
間違いない………当たりだ……
この男……こいつが…首謀者もしくはそれに類する―――


すう……と 目を細める
視界がある一つの事に染まる………
あの敵を倒す……  全力で切り伏せる

事情を問いただす余裕などなさそうだ…… 
聖剣で心臓か首を一閃……
でなければ           こちらが殺される……

149 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:40
怒りと戦慄と―― 様々な感情が入り混じる思考は  
一秒先に起こるであろう殲滅戦を前にクリアに―
どこまでもどこまでもクリアになっていく


彼の両手に握られているのは 
ヒトでは扱うことすら出来ないであろう、、、凶悪な気配を持つ銃器
英霊であるこの身は、通常兵器では傷など付かない……だが

一目で分かる……
銃身から漏れる只ならぬ魔力…
正規の礼式を施された霊銃――零体だろうとサーヴァントだろうと問答無用で射殺出来る強力な武装…
それは私が一番よく知っている………
先代のマスター…エミヤキリツグ、彼も霊銃の使い手だった……

故にショートレンジとロングレンジの闘い   
不本意だが、名乗りを上げている暇などはない……

150 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:43
| /| ヽ/ |  /| / |  ハ   ハ
 V ヽ /__`ト、/ | / l  | | /_L /
 /  |V「了Tヾヽレ  ヽ、|_t_7´__イ /
/  ,ハ 、|ヒ!} ト    ィ´rfテ〒=ヾ/_
  l'  l   ̄      、匕シノ_/「´
  l  ハ、    ,;       ̄´/|
  | |-‐ヽ、  ヾ        /ノ
  ヽ.|/⌒\  `=ュ    / /
    \  // ヽ     / |

行  く  ぞ  !!!!




私 「 は あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ あ っ っ っ っ ! ! ! ! 」

そ の 開 始 の 明 確 な 合 図 を 告 げ る よ う に 駆 け た ! 

151 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:45
咆哮と共に爆ぜる肉体!!  
一瞬で長距離武器の距離を潰す !!
左手の銃口が持ち上がる前に勝負を決める!!

ア 「―――ちぃっ……!」

思案? 
一瞬、反応が遅れたような素振りを見せる不死者
遅れて銃口が私の身体に向けられ――  速  い  !  !  ?
クイックドロウ ガンナーの速撃ちの技法!!
その双眸が冷たく光り、、、、次瞬、  (バァァン!) 咆哮が響き渡る

(    チッ    )

頭上を掠める魔弾
地を駆けるケモノのように低い姿勢でソレをかいくぐる
神速の 「剣戟」 と 「抜き射ち」 
間合いを制した者が勝つ     そして――

懐  …  …  取  っ  た  !!!!!!

不死者の漆黒の瞳と
私の蒼い瞳が
一瞬交錯……ぶつかり合い――

152 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:45
              ザ  ン  !   ザ  ン  ! 


  剣  閃  二  連  

 不 死 者 の 身 体 を 薙 い で い た


すれ違いざま首を飛ばし、
返す刀で後方から心臓を一突き、、
 
手応え在り………… 


突いた先の身体から 急速に失われてゆく力……
ゆっくりと、その首が地面に落ちていく
それは、とてもじれったく、スローモーションを見ているかのように ―――

          /    ∧.イ / /  / /   /  |  | ト、.:::| リ  i:::::iV
         /   / ,.! .〃 /  / /:l   /   |   | |. |::::|:..}  .!:::::トト
         ,'    〃/ V/' / 下lメ、l ./     | ,|, ィ'|::.W i. トi::::|ハ!
         {   // /ハ./  厶==ミ_メ、     イ,.|==tド/ ,ハ | ト、| |
                l/ 〈/ .i:::liく ら!::::j:i`      う!:::j::!/ ,ハ ハ:::::|
              j! i:::ハ. ヽ辷ゾ        .ヾ二ソ' /./ |. i:::|
               〃 i::|∧           :.     / / ハ! ,ハ. i::|
                / |  i::|〈`ト、       :i     / / // |i | V|
            〈 |  i:::| |:::::|\     ,.. ..、  / /,.1/  ハト. ||
                Y  !::| |:::::|  ヽ     '    / /' ,}! /イ|| |.||


終わった………の、か?

153 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:50
不死者の急所……首と心臓を同時に潰す
確かに攻撃は成功した…  
これならば再生も何もないだろう……

………………………倒した、、、、、、

だが                   、、、先に感じた戦慄……それにしては、、、


脆  す  ぎ  る  …  ?

考えを巡らす……
あのただならぬ気配の持ち主……こんなものであるはずが………?

同時に


落ちた首と目が合い……
背  筋  に  寒  気  が  走  っ  た


そ の 首 が 笑 っ て い た    
こ れ 以 上 な い く ら い の 邪 悪 な 表 情 で 

154 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:51
Interlude X-2

ア 「―――――驚いたな……ボソ」

愚にもつかぬフリークどもが、身の程もわきまえずその衝動をブチ撒けているのだろう、くらいに思っていた
下らん輩ならば出会った瞬間に消そうとも思ったが…



こいつは何だ?    軽い狼狽

先ずは相手が女、しかもあどけなさの残る少女である事に
次にその姿形に
次にその気配に

こいつは                  ナイトだ………

それも
現代の重火器全盛時代に生まれたニセモノどもではない

155 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:51
ホンモノの……
乱世に生きたホンモノの騎士の気配を醸し出している………


全てが不釣合いにして 
その実、この英国の大地に最も釣り合っている
その燐とした気配……


一言で言えば、 よ く 分 か ら ん や つ だ……

何故そんなモノがここにいる?
そして何故、我のエモノを狩っているのか?

この私の姿を認めた瞬間 叩きつけるような
……心地よい殺気を放つ剣士

フン…話が早いのは助かるのだが――果たして貴様は私が手を下す相手なのか?
いや、そもそも……

156 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:54
考えを巡らす刹那の瞬間――――

私 「 は あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ あ っ っ っ っ ! ! ! ! 」
ア 「―――ちぃっ……!」

正面から突進してくる剣士……

(!! 速いじゃないか……)

軽く舌を巻く
その速度はまさに閃光
ヒトを軽く凌駕する吸血鬼と比較して、勝るとも劣らん

面白い!
両手に握られている454カスール改造銃とジャッカルを構え―――

やつに向かって撃ち出す
水銀で構成された爆裂撤甲弾……
バケモノであるならば例外なく滅ぼす必殺の銃弾だが     オマエにはどうかな?

157 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:56
それを ――――――― やつの身体が沈む (チッ!)  

寸 前 で か わ し た !  我 が 銃 弾 を !

     ザ  ン  !     ザ  ン  !

そ し て こ の 身 に 衝 撃 が 走 る !

ほぉう……!!! 
や る じ ゃ な い か ! ! 

私 の 銃 弾 を か わ し   首 を 落 と し   心 の 臓 を 潰 す   ! ! 

なかなか愉快な事をしてくれる!!!
よかろう……

貴様が何者か、などは考えてみれば些細な問題……

今は期せずして現れた好敵との―――


 心 踊 る 闘 争 を 楽 し も う !

―― 貴様をAクラスのフリークスと認識する ――

Interlude out

158 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 10:57
私 「――――――――――          な  っ  !  !  ?  ?  」

背筋に強烈な―――
強 烈 過 ぎ る 魔 力 の 奔 流 を感じ 
飛び退く私……

やはりっ、、、、、死んでなどいない!!!

間合いを外し 敵を正面に見据え―――――――
私は     


シンジラレナイ モノヲ ミタ   


―― 拘束制御術式三号二号解放 ――

―― クロムウェル発動による能力限定解除 ――

―― ターゲット完全沈黙までの間 機能の限定術式開放 ――


首 の な い 吸 血 鬼 の愉悦の声が反響する中、、、

159 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:00
飛び散った頭部と
闇色の血液が
やつの足を這い上がり……

瞬時に再生させ 


 そ し て  融  解  し  た  



ドロ   ドロ   と
漆黒の血液に塗れて
汚濁の塊と貸したソレは
大小様々な形に分かれ
押し合いひし合い 
その形を為してゆく

ある泥は犬に  ある泥は蝙蝠に  ある泥はムカデに  

その分かたれた漆黒の肉の群れ―――
ソレに張り付いた無数の目玉が

エ モ ノ で あ る 私 を ね め つ け る 様 に 見 つ め て い た 


まさか――――― 
この吸血鬼………聞いた事がある
あの……二十七祖の  「 混沌 」   ……

160 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:03
もはや「声の主」が誰なのか 何なのか 理解すらできない……ソレが言葉を発する

ア 「 見  せ  て  や  ろ  う  本 物 の 吸 血 鬼 の 闘 争 と い う や つ を 」

力を解放したソレが一斉に     私を目掛けて襲ってきた
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161 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:05
―――――――――――――

私 「はぁ……はぁ……はぁ……は    は  ぁ  っ  ! ! ! ! ! (ザシュ!)」

何匹めか……の、飛びついてきた犬を横に凪ぐ

何匹めか……の、肩に食らいついたその犬を斬り捨てる。 

何匹めか……の、首筋に牙を突きたてた無数の蝙蝠を振り払う

何匹めか……の、篭手の傷をえぐり出そうとする大量のムカデを拳で叩き潰す

何匹めか……の、二匹同時に左右大腿部に食らいついたその犬を斬り捨てる 


何匹めか……の、何10匹めか……の、何100匹めか……の―――――

私 「はぁ……はぁ……はぁ……は     ……あ、、、ぐぅ……(ガシャァ……)」

ヒザをつく

休む間も 
瞬きする瞬間も 
終わりもなかった

四方八方から襲い来る、ケダモノの形をした泥に対し、
闇雲に剣を振り身体を削られ、蹂躙され、    
そして振り払ったケモノは再生し またも襲い来る

数刻前から その繰り返し―――― 

162 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:06
ア 「 さ あ 、 ど う し た …手足を再生させろ!」

     (ザシュ ゾブリ グシャ ギイン ヒュ   ゾブリ)

ア 「使い魔を召喚しろ! 身体を再構築してかかってこい! 貴様の全てを見せてみろ!」 

     (ズブ ゴリリ ギイン ヒュ ゾブリ ザシュ)

ア 「ハリー…… ハリー…… ハリー ハリー ハリー ハリー ハ リ ィ ィ ィ ー ー ー !!!!」

答えない…
私は無言のまま……

頭上にはコウモリが殺到する
それら全てをまとめて切り払い、床に叩きつける

163 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:07
― 吸血鬼  それは知性を持った 人の血を吸う鬼である ―

屋根の上から降り注いだムカデを腕で振り払う
何匹かが鎧の中へ侵入……激痛、、私が負った傷から、体内へ侵入を試みる

― 太陽に目を背けた彼らは 闇夜の空の下では無敵 ―

複数の犬が、複数の部位に噛み付く 
複数の口が、複数の歯が、この身を咀嚼していく 
 
― 人間の血を吸い 際限なく仲間を 下僕を増やしてゆく ―

私は少しづつ 少しずつ 食われていく
だが抵抗は止めない……
一匹、一匹、確実に仕留めていく 

― それが無敵とされるわけ……彼らを滅する術は 限りなく少ない上、単純に力が強い ―

ケモノの体当たりを受けて壁まで吹き飛ぶ
叩きつけられた壁に、大量の血がぶちまけ…

― 人間の身体を軽々とボロ雑巾のように引き千切るその膂力 ―
― その力を 単一脳としてではなく彼らのロジックを以って行使する ―

殺到する犬の群れを横薙ぎに吹き飛ばす
凄まじく鈍い音をさせ、口と鼻から大量の血をまき散らしながら果てる黒犬ども

― 故に   吸血鬼との単独戦闘は  死を意味しているに他ならない ―

164 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:09
(ガシャアア) 

両手両足 肩口 腱 を食いちぎられ
壊れた人形のように地に投げ出される身体……
その上に覆いかぶさる黒犬たち

ア 「どうした……  ハ  リ  ー  !    立て…立って戦え   !!」

犬たちの生臭い吐息が耳元で聞こえる
無数のケモノに組み伏せられる……
その顎がいつでも頭を、、、頭蓋骨を
噛み砕ける位置にある……

私はまだ抵抗しない

ア 「―――――――――――        何だ………  貴様も………そうなのか?」 

勝利者の愉悦を含んだ笑みが……失望に歪む

ア 「出来損ないの3流の下らない生き物なのか……?」

もはや私に何の価値も見出せないと――
明らかな侮蔑と嫌悪の視線を投げかけ

――  お前は犬のエサだ  ――

使い魔たちに消去を命じる

165 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:10
            (ゾブリ  ゴリ ゴリリ)  

租借音が場に木霊する
バケモノたちの 数え切れない泥たちの 
貪欲なる晩餐………

ア 「洗いざらい喰ってやろう……    さあ、豚のような悲鳴を上げろ」

(ゴリ…………ゴリリ          …ガリ)


数え切れないほどの牙に爪にその身を犯されながら 
私は………私の意識は




               ド             ン       ッ     !!!


黒 犬 や ム カ デ が 弾 け る !!

再 び 弾 け る 肉 体 ! !  

「 鞘 」 の 再 生 

そ の 速 度 ――

彼には及ばないまでも……秀逸である事に変わりは無い

必要最低限、頭部のみを庇い あとは鎧の上から噛ませていただけに過ぎない
頭や首、心臓を潰されない限り――

166 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:12
あ の よ う な ケ モ ノ に 倒 さ れ る 私 で は な い

こんな事では終われない……   そう、  終われるわけがないのだ

ア 「ほう!」

驚愕…(歓喜?)の声を上げる吸血鬼

ア 「頑 張 る じ ゃ な い か !? だがな……同じ事の繰り返しも興が削がれるぞ…?」

耳障りな……
あくまで人を跳ね回る玩具のようにしか思っていない不遜な態度
その超越者の言葉に対し 私は――

ア 「諦めろ  私を滅する事は不可―」  私 「  黙  れ   !  !  !  ! !  !」

感  情  を  叩  き  つ  け  た  !!

虚空に 
未だ愉悦を含んだ笑いを湛えている吸血鬼に向かって叫ぶ!

167 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:13
私 「黙れ !  その、、我が祖国の民の血を貪ったその口で、、、これ以上の下らない戯言を吐くな!」

不可視の剣が閃く

私 「私は諦めない! 絶対に諦めない!! 死んでも諦めない!!! 不死…その程度のモノで私の誇りを挫けると思うなっ!!!!!」

    斬る 斬る 狂ったように斬る 

私 「貴様らは許さない! 絶対に許さない!! 死んでも許さない!!! 貴様らが面白半分に蹂躙したこの大地、人、物 …… その無念を晴らす!!!」    

    薙ぐ 薙ぐ 狂ったように薙ぐ

私 「幸せを望んだ…どこまでも、、、 繁栄を願った…いつまでも、、、」    

    涙に咽ぶ 感情を抑えきれない  

私 「ここは……私の   愛した国だ!!!!!!!」

目の前が真っ赤になる
身体が火を飲み込んだように熱い

168 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:15
    本体―――視界を巡らし、声の主を探す

鞘の再生 魔力の残量 おかまいなしに剣を振るう
憎しみを 無念を 叩きつけるように剣を振るう

    郡体を統率する中心――やつの心臓部   必ず、、必ずあるはずだ

このような気持ちで戦に望むなど………いつ以来だろう…

 廃都と化した私の国――
 其処に在ったのは地獄――ただ地獄
 炎と瓦礫しかない簡素な町並みで 最初に食人鬼(グール)と化した祖国の民に歓迎された
 大人も子供も 男も女も 老人も若者も 何も無い
 眼球の腐り落ちたその表情はどこまでも暗く暗く………
 無念のうちに喰われ そして喰うモノへと成り下がったソレらが 私という肉をただただ求め―――

 次に この美しかった大地を、傲岸不遜に土足で踏みにじった愚者どもに歓迎された
 炎と瓦礫しかない簡素な町並みで ソレらは逃げ惑う民を射殺し引き裂き喰らっていた
 大人も子供も 男も女も 老人も若者も 何も無い
 機甲のジャケットに隠れたその表情はどこまでも卑しく卑しく………
 不死への渇望に溺れ そして「生きる」事を放棄したソレらが 私という肉をただただ求め―――

ああ―――思い出した……
こんな気持ちは あのカムランの……あの戦い以来……
絶望と憤怒と虚しさに突き動かされるまま―――斬って  斬って  斬って  斬って


私 「 出 て こ い 吸 血 鬼 っ !!!!!  臆 し た か っ !!!」

虚空に向かって叫ぶ
地を跳び 壁を蹴り 縦横無尽に駆け抜けながら 狙うはやつの指令脳

169 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:16
私に打破できるような存在でないのかも知れない
この一撃 一斬 一刀 全てが無駄に終わるのかも知れない
だが………それでも私は貴様らを許さない!!
来い……吸血鬼よ   私は最後の最期まで……戦ってやる!!!

ア 「クク……ク、、ハハハハハハ!!! グ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ッッ!!!」

響き渡る    悪魔の嬌笑
嘲笑うでもなく 失笑するでもない  
ソレは歓喜……嬉しくて嬉しくて……仕方がないといったような……
五感を鋭角に ただ鋭角に――全ての五感から入手される情報を元に
幾多もの泥 汚濁の沼と化した一帯をただ ただ薙ぎ払い―――――
その汚濁の中央に鎮座するヒトガタが


       ――― 居た      

170 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:18
醜悪な―――その汚濁の中央に鎮座する「 醜 悪 な 」ヒトガタが……
ヒトガタ…… 
いや、果たしてそう呼べるのか……

顔 手足 その五体全てが原型を留めていない……

右手はイヌだったりムカデだったり 
左手は蝙蝠だったりイヌだったり 
顔はよく分からないモノだったり

それはあまりにも歪なオブジェ……
アメーバーのような出来損ないの非固定生物……
だがそんな事はどうでもいいこと……

アレだ――
アレが中心――
アレを倒す  消し去る  肉片の一片も残さず消滅させる!!!

私 「 ぃ や あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ っ っ っ っ !!!!」

不 可 視 の 剣 に 魔 力 を 注 ぎ 
ソ レ へ の 最 短 距 離 を 駆 け る

171 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:18
Interlude X-3

――――――  素  晴  ら  し  い  !!!

股 ぐ ら が い き り 立 つ ぞ 女 !!
こ の 私 を 前 に そ こ ま で 吼 え る か !!  

このような女が、我のマスター以外にいるとはな!!! ククク、クハハハ!

要はこの女、私がこの惨事を引き起こした要因だと思っているわけか…… クク
まあ今なら、「話せば分かる」段階であるのやも知れんが……
安心しろ…剣士
この高揚感 この嗜虐感 もはや私もお前も止まる事など出来ぬ
さあ、楽しもう!!!!! 殺戮の宴を!!


だが、どうする?
いくら貴様が剣を振るおうが何十、何百という命を全て滅殺せしめる事は出来ん
無数に蠢くケモノやムシは、同時に私そのものでもある

だが、アーカードという私の存在はただ一つ
貴様は私を「混沌」と言ったな……? 
過程、存在意義などからアレは似て非成るモノなのだが…クク
まあ、そんな事はどうでもいいな……

172 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:25
お前に与えられた選択肢は2つ

この生命全てを一度に滅ぼすか
それを統括する「私」そのものを滅殺するか
 
今のお前の戦力で、可能となる手段はどちらか、理解しているのだろう?
ぎりっ! と歯噛みし、この「私」に一直線に向かってくる剣士……
そう、、、貴様は「私」という本体を探し 叩き潰すしか生き残れる道はない 


だが、   こ の 「 私 」 を 殺 す ? 


それがどれほどの所業か、というコトを おまえは本当に理解しているのか?
人間はもちろん、死徒、真祖、ひいては神ですら「私」に死を与える事など不可能かも知れんというのに?

ア 「クク……ク、、ハハハハハハ!!! グ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ッッ!!!」

我ながら愚昧だったな
今はそのような問答などしている時ではない!!
黒犬や蝙蝠どもを物ともせずに この私に肉迫する剣士
楽しい……嬉しいぞ女!!  闘争だ、、 闘 争 を 楽 し も う !!!!

173 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:28
周囲のケモノ 
そして我の身体に無数の、
 数 百 の 目 玉 
が 現れる

死角など無い――貴様は我が体内のうちでのたうつ獲物に過ぎんのだ!


……そうだな……せっかくだ 
私と「混沌」との違いを見せてやろう――           


  地 獄 の 業 火 ( ヘ ル フ ァ イ ア ) に 焼 か れ る が い い 

174 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:29
我が領域に踏み込み、その視えぬ剣で私の身体を裂かんとする剣士

その肢体を――――再構築した  七  本  のウデで押し留める

驚愕に目を見開く女

――― な、、、、っ  そ、 !??

何をオドロいている???  ククク まだまだこれからだぞ?

捕獲した獲物を 足で蹴りつける  
取りあえずは  三  本  だ……
鎧の上から力任せにひとしきり足蹴にする   
ごっ、ごっ、と鈍い音が辺りに木霊する

足を再構築―――― 巨大な顎と化したその足を、剣士の肢体に食い込ませる


無防備な胴を 噛み 砕き 投げ捨てる
苦痛に呻き 投げ出される剣士…

私との距離 再び8間……
せっかく詰めた距離がまた開いてしまったな…… 残念だ

四方から蝙蝠どもを飛びかからせる

その一匹の口から伸びるは――― 我 が 右 腕 ……

――― っ っ っ ! ! ? ? 

剣士の表情が凍りつく………クク  いい貌だ!!!

175 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:32
さっきはかわしてくれたが、今度はどうかな……? 言っておくが即死は許さん…
もっと足掻いて、私を楽しまるのだ貴様は!!!

(  バ  ァ  ン  !)
――――――あぐっっ!!!??? 


壁まで吹き飛ぶ剣士
そのまま地面に倒れ付す     
―――ゴホッ   と血ヘドを吐いている。

左のわき腹か。 
すさまじい反射神経だ! 
心臓を狙ったのだが……クク

間髪いれずに飛び掛る犬
その牙を、剣を間に挟む事で受け止め 
黒犬を顎から真っ二つにしようとする剣士。

だが、ダメだなそれでは……クハハハハ!

その一匹の額から伸びるは――― 我 が 左 腕 ……
その拳を、両手の塞がった剣士のこめかみに 叩 き つ け た 。

(                ご      っ                )

もの凄い音をさせ、剣士の上半身が横殴りに吹き飛ぶ

鮮血が空間に舞った―――
力なく崩れ落ちる剣士

176 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:33
――――――――――――

ア 「さぁ、どうする…チェックメイトだ このままではじき煉獄逝きだぞ? 」
 

銃弾は既に二発命中 クロムウェルから派生する我が蹂躙
それに対し、肉体の再構築も人外の業もなく ただ己の体術のみで致死に至らぬその神技……
反応値 瞬発力 どれをとってもなかなかのモノだ
再生 回復の礼式も施されているようだな、存外にしぶとい

だが、いかにリジェネレーターとはいえ限度はある。
それが魔力によって為されるモノなら尚更……ククク
そしてその身に打ち込まれた銃弾の傷は、やすやすと回復するシロモノではない


もはや先は見えた
最期まで抗う、というのなら力の限り抗え
肉の一片に至るまで、この滾りをブチ込んでくれる

もう戦えん、というのなら…貴様の血  私が租借してやろう
―――そして決めるがいい 
そのままのたれ死ぬか、我と同じく夜魔(ミディアン)となって永劫の生を得るか……

……喜べ、、、この私が、お前にそれだけの価値を認めたのだ

私 「 ふ ざ 、 、 、 、 、 、 け る な っ っ っ !!!」

吐き捨てるように叫び 剣を振るい続ける女

豚のようにのたれ死ぬ方を選ぶか……
それも良い……

177 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:34
再度、身体の一部を使役し、剣士に叩きつける
踊り、足掻き、それでも我に一太刀も浴びせる事無く吹き飛ぶ剣士……
ズ、、ル、と壁にもたれながら崩れ落ちてゆくその姿に、
その双眸に光はなく、もはや絶望と数秒先の「死」を連想させた
これで終わりか………

急速に冷めてゆく精神(こころ)

名残惜しいな――ある種の空しさが付きまとう
快楽の終焉は いつもこのような気分にさせてくれる……

最強の不死者、と銘打たれ、人間の手先となり、化け物(フリーク)どもを狩り続けてはいるが……
獲物には事欠かない身の上ではあるが……

相手は大概、、下らん三流ばかりだ
ホンモノとの、心躍る闘争を愉しめる事などそうはない……

故に――――――  私  は  い  つ  で  も  空  腹  だ  

この出来事も 覚えるに足らぬ 日常の風景

178 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:36
今宵、獲物を狩った      ……それだけだ
永劫の刻を生きる我には取るに足りない記憶の一部――
明日には貴様の存在すら忘れてしまうだろうな……


ア 「そう言えば………正体くらいは聞いておくべきだったか…?」

既に黒犬どもに租借されているであろう剣士に―――

ア 「………  フン   ………詮無い   些細な問題だな……」

視線を送る事もなく―――我は背を向ける

ア 「………任務は終わりだ… これより帰還する」

我が主の下へ……………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………






179 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:36




(    ガ    カ    ァ    ァ    ァ    ァ    ッ    ッ    !!!!!)


………………………
背後に立ち上る 「 た だ な ら ぬ 」 気配
私の「手足」がクズのように吹き飛ばされたのを認知し――

まだ終わらぬと言うのか……  面  白  い  !  !  

背中越しの剣士にマナが流れ込んでいる――
その気配、、、、ほおう!!

隠し玉を用意していたとはな!

感じる!!!  感じるぞ!!!
後方より、膨大な魔力の放出を感じる!!!!
ククク……素晴らしい―――この魔力……凄まじい!!


まだこれほどの力を有していた!
歓喜に震える、、心地よい!  

い い 加 減 押 さ え き れ ん ぞ っ っ !!!!


振り向き、やつの姿を視認する

180 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:37
その周囲、、、、、
数十もの我が一部が……
粉々に粉砕されていた

この私でさえ、ついぞ見たこともないような膨大な、、
迸る魔力の柱の中で佇む剣士

手に持つは、、、、あの透明の武器ではなく

ソレを見た時――――

心に引っかかる物があった………
永劫なる時を生きた私の   その膨大な記憶の隅


―――――  その手にあるのは一振りの剣  ――――――


……あの剣……なんだ――   どこかで   ――

私の目は、剣士の持つ黄金の剣に注がれていた

Interlude out

181 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:38
Interlude out

私 「ば、、、、けもの、、、め……」

こんな生物 ―― いるはずが、、ない………

本体を捕らえ、斬り伏せようとした直後の出来事は
まさに悪夢としか言いようの無い―――

英霊として様々な超越種、幻想種と戦ってきた……

一薙ぎで大地すら倒壊させる怪物
業火や冷気を自在に操る魔物
山脈を思わせるような身の丈の巨人

だが、、、、、私は


…… 未 だ か つ て こ ん な モ ノ と は 対 峙 し た 事 が な い ……

182 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:39
初めは 「混沌」 と呼ばれる吸血種だと思っていた……
だがそれが今や、まったくの勘違いだというコトを思い知らされていた……

犬の牙かと思えば、、拳に砕かれていた― 
蝙蝠の口が銃口と化し、、水銀の弾に、、この身を晒される― 
ムカデのような足に、、否、、足のようなムカデに 、、  蹴り飛ばされる―
本体を視認するどころの、、話じゃない……
もはや直感云々で、、どうにかなる攻撃でも、、ない……


わき腹と大腿から力が抜け、、る………  ぐっ…
やはり―――あの霊銃で撃たれた箇所は、、、ダメだ……
再生が働か、ない………

それ以前に勝つ手段……あの吸血鬼を倒す算段が立たない…

無限の再生能力を持つノスフェラトウ――彼を倒すには宝具……

183 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:40
― 約束された勝利の剣……

本体に肉迫出来ない以上 
そして首や心臓を突いただけでは死なない相手である以上

無数のケモノごと、エクスカリバーで跡形もなく吹き飛ばすしかない……

少なくとも「死」という概念や 本体のみが持つ「極点」を視る能力のない
私に出来る事は 単純な破壊のみ……
A++の威力を持つ私の聖剣の開放……これならば、、、いかに不死者とはいえ

だが………予備動作が大きい…
故に 聖剣を出す前に
彼のクイックドロウに狙い打たれて終わる可能性の方が高い……

それに、、エクスカリバーは多面攻撃でなく あくまで直線状の攻撃……
「混沌」に類似する、あの存在は、当然…… 
一片でも肉片を討ち漏らせば再生する可能性もある……
それらを完全に打破するには
その光の渦の「軸線上」に、八方に散らばる全ての敵が集結した瞬間を狙い打たければならない

、、、残りの魔力を鑑みるに 連射など出来ない……
機会は一度しかないだろう……

184 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:41
―風王結界……

これならば無数のケモノ達を
聖剣の軸線上に吹き飛ばす事が出来るかも知れない……
だが相手はケモノではなく 「ケモノ」という殺害手段を使用している吸血鬼なのだ

謂わば犬や蝙蝠はやつの手足――
ソレに意識を集中させれば、たちどころに本体に狙い撃ちにされるだろう
結界開放中の隙だらけの身体に銃弾を撃ち込まれれば一たまりもない……

一時的でもいい……本体の干渉、、やつの思考そのものをを止めなければ……


―遥か遠き理想郷……

これもダメだ、使いようがない……
それは相手が、「タメと隙の長い対城〜対界攻撃」 を放ってきた時に有効――

彼の攻撃に対し 「遮断」を行ったところで魔力の無駄……
逆に「遮断」の終わり際を 無数のケモノと銃弾に狙い撃たれて終わりだ…

185 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:41
彼の攻撃を裁いて肉迫する事は不可能
接近できない以上、ロングレンジで宝具を使うしかない
そんな隙を見逃す本体ではない……銃弾の餌食
宝具を使うには一瞬でいい 本体の思考を止める必要がある
それには彼の攻撃を裁いて、本体に肉迫する必要が…………


堂々巡り―――
あと一手………
どうしてもあと、、、一手が足りない、、のだ……


考えもまとまらないうちに ケモノ達の数十回目の突撃――

無数の泥の瀑布じみた攻撃の合間……

   (  ご  っ  )   (  バ  ァ  ン  )

突如横に現れた    腕に、、、銃に、、、 
この身を貫かれる……    

私 「 が は っ ! ! ! !  !      ―――こ、、ふっ………」    (ズル…)

真横の壁に叩きつけられる    ――   

186 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:43
視界が、、暗くなっていく……
、、、、どう、、すれば……

力が強い…
生命力が膨大…
視認できない速さ…

…敵がただ、それだけのモノであるならば、 ど れ ほ ど ラ ク であっただろう……

今、目の前にいる相手は……
イキモノというカテゴリーから外れた……
「死」という、、概念すら希薄な「死」なぬ「生」命体、なのだ………

ズル、、リと壁にもたれかかり、倒れ掛かる身体を、、支える
今、倒れたら―――起き上がれない……

足に受けた破魔の銃の傷口が、私の動きを、、蝕み始めた………
もう一発 あの銃を受ければ、戦闘不能、、だろう……

そしてこの足では避ける事は、、、難しい――――

私 「…………ここ、まで、、か……」

187 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:47
負けるのか……
私は…この英国の大地で……
この愛すべき大地で……二度も、、、死を迎える と……


勝つ術を得られぬまま
途絶えてゆく意識
ケモノたちが迫る
剣を構え、、、、、、、、身体に力が入らない
この目にはっきりと映る やつらの無数の目 目 目 目 目
身体中に目を持った無数のイキモノたちの数百という視線がこの身を穿つ

数秒先の死………逃れられない死を前に私は―――   


―― これを……セイバーには無二の一振りがあるから気休めにしかならないけどさ ――


脳裏によぎった……彼の言葉     
マスターの言葉……
それを鮮明に思い出していた

―――― そんな中……背もたれから落ちた


―――    一  振  り  の  剣    ―――

188 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:47
旅立つ前に 彼から手渡された一振り……

お守り代わりだと言っていた一振り

其れは アーチャー…英霊エミヤの 「あの」 赤い凱布にくるまれた ――

地に落ちて地面に突き刺さった刀身が ―――

光り輝く、その姿を現す ―――

それはシロウの ――

ありったけの想念を込めて ―― 

投影された黄金の剣……

189 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:48
私 「あ……………」

これは…………

思わず破顔した………本当に

やっぱりシロウは……あの人は……

いつだって……時にはその身を呈してまで……私を救ってくれた……

鞘なのだ……彼は私の……

その彼と約束した……

その念呪と剣にかけて、、、、何より私の心に誓って約束した……

   いつか、、アルトリアという名を捨て、、王として生きると誓った、、、
   そのいつかの時と同じように、、、、

   地に刺さった「選定」の剣を引き抜き―――


必ず……  生 き て 、 帰 る 、 と ! ! ! ! ! 


   故に紡ぐ、、私の剣の   ――その真名を――



          勝利すべき ―――― 黄金の剣
           カ  リ          バ ー ン

190 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:49
(    ガ    カ    ァ    ァ    ァ    ァ    ッ    ッ    !!!!!)


途 端 、 迸 る 光 の 魔 力 
私 の 魔 力 と シ ロ ウ の 想 念 が 共 鳴 す る

この身に群がっていた黒犬たちが、その放出した魔力だけで吹き飛ばされる!
断言するが、本物のカリバーンに、このような力はない   
あのバーサーカーをすら、七度滅するほどのその威力は全て、、、、、

シロウの、、、彼の投影してくれた剣だからこそ―――

だ  か  ら  こ  そ  手  札  が  揃  っ  た  ――

これで勝てるかどうかは分からない
不死者――
全てが上手くいたっとしても 滅する事が出来る保証もない
途中で魔力が尽きる可能性もある   それでも

力 が 溢 れ る よ う に ……… 引 き 絞 ら れ た 弓 の よ う に ……

私 「 は あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ っ っ ! ! ! ! ! ! !」

こ の 身 は 光 の 弾 丸 と な り て
や つ へ と ―― 不 死 者 ( ノ ス フ ェ ラ ト ウ ) の 本 体 へ と 
最 後 の 特 攻 を か け る 

191 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:51
Last Interlude

カ リ バ ー ン … … だ と ? 

思考が硬直する
だがその瞬間、 ま さ に 瞬 間 の 出 来 事 だ っ た ――
 
あ の 剣 士 が 光 の 流 星 と 化 し 、我の手足をゴミクズのように吹き飛ばし

(    ど    ず    ん    ! ! ! ! ! )

心 臓 に … … 
こ の 心 臓 に そ の 黄 金 の 剣 を 突 き た て て い た 

ア 「 、 、 、 、 」

衝  撃     何と  い う 衝 撃  
教 会 で 概 念 武 装 さ れ た 武 器 並 の 

このようなモノを受けてはさすがの私もたまらぬ 
一瞬――― 完 全 に 行 動 不 能 に な る こ の 身 

動 く の は ―― 一 握 り の 手 足 、、のみ 

故に、ソレらを総動員させ 我が懐にいる剣士にむけて叩きつけ――

いや、、、 剣 士 は 既 に 我 が 間 合 い の 外 か ? ? ? ?

その剣を私の心臓に刺し貫いたまま     柄を手離し五間ほど間合いを外す

192 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:52
            」v'  / 〃,'  i  i ',  ヽヾ,     ',: : : : : : ::::: : : : : : : :
                 〉´  イ l | ,' ,:' |   i i ', \ヽ     : : : : : : : : : : : : : : :
            /   l__i レi | |    i l |  ト、    : : : : : : ::::: : : : : : :
            /   リir‐テ=v、i |  rィテ¬ リハ ヽ丶   : : : : : : ::::: : : : : : :
           /  /iヘ ヽL:;_,リヾヽ  L__ソ //',  i \  : :: : : : :::: : : : : : :
          rY  / i!、',       ,    /ソヽi  i',  i : : : : : : : : : : : : :
          | i / ii >ヘ   r ― ┐  /ヽ }| / i  i : :: : : : : : : : : :
         ,.r‐〉!/i_,. i!´  `.i 、ー一' ,ィ'≡ ゝ' //      : : : : : : : : : : :
       r'´,.-‐i i   i!   rL.__`ー‐'__」>!_  '"__r――‐-,: ::: : : : : : : : :
       レ' r‐------r‐‐‐i.,___   ̄i!  _,.i、‐-‐i,;'     : :: '::,: :::: : : : :
        /;:;:  ., 、    ;| ヽ, ̄ ̄ /,. Vヽ ;:     : ::::::::;: : : : : :
.       /;:;:;:  ., _ ヽ ;  | ‐-   §  /ヽ;:;   , '   : ::::::::!: : : : :
       /  '':;:;:;,.   '' ;: r'^ `'‐-  _ -‐'   \:;'     : ::::::::::;: : :::
      i     '''''    /    ,. - ┴ - .,   ヽ, ,'  : ::::::::::;:: ::
      |        .., i   ,/       `' 、 ! ,',  : ::::::::;: :::

私 「          風          よ          ! ! ! ! ! 」

193 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:53
巻 き 起 こ る 烈 風 
い や 、 ス ト − ム 並 の 暴 風 と 言 っ て も よ い 

それが散開していた我が手足を巻き込み、吹き飛ばす
犬 も 虫 も 蝙 蝠 も ひ と え に 、 やつの周囲から我の周囲へと押し戻される

ぬ―――………

奴が何を狙っているか、一目瞭然、、、、
本体のみを消し去るどころか、、、、この私を、手足ごと、全て根こそぎ……消し去るつもり、か
それだけの魔力の高鳴りを感じる、、、感じるぞ  ククク……

風 は 暴 風 か ら 魔 風 へ と 変 わ る

剣士の表情には苦悶――

当然だ、、
満身創痍の上にこれだけの魔力の開放
貴様の身体とて、そうは持つまい……ククク
つくづく、、、、楽しませてくれる

よかろう―――



やってみろ
私は、あと数10秒は動けん…
この私を消し去って見せろ  貴 様 の 全 て を か け て 

194 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:54
振り絞るように 
その命を糧に、、振り絞るように
剣士はその魔力を開放し続け―――

最後の黒犬が我が領域に押し戻された時


またも私の視界が認めたモノは 二振りめの  光 り 輝 く 黄 金 の 剣 

(ぎりっ) 、
と歯を食い縛り 
最後の…… 蝋燭の炎の揺らぎのように、
最後にして最大の魔力の変換を行う剣士

その剣に魔力が注がれる……    やつめ―――
ヒザが笑っていやがる………
本当に限界まで行ったか

だがそんな事より、私の視線は再びその剣に――
騎士の手に握られているその剣に――

ア 「、、、、、…………」

今度こそ、驚愕した………

195 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:55
先ほどの、そして今 あの女が握っているソレ
見紛いようもない   
見紛う事などあるモノか……


記憶に鮮明に蘇る
確かにあのような出で立ちだった……あのニンゲン……あの騎士王

直接の面識など皆無  興味もさほど、なかった  


そして私が最後に認識出来たものは――

やつの口に出したその剣の名と
裂帛の気合を乗せて繰り出される剣戟
そして強大な光の柱 

それが我に突き刺さった剣と共鳴し―
未だ悠久の時を生きたこの身ですら――そうは見ることはないであろう  力  の  爆  流  

――さしものノスフェラトウと言われたこの身体も、、、再生する事も叶わずに崩れ落ちていく
 
全身が跡形もなく消滅したと知覚したのは次の瞬間だった――
 
崩れ落ちていく視界の中に移るは
我を打破した、黄金の髪をなびかせた少女の姿……

―――――

Interlude out

196 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:56
身体が――軋む
視界が――揺らぐ
再生しかけた傷が開く

ぎりっ………
歯を食い縛り、聖剣に魔力を注入させる

鎧を――具現化させていられない
鞘による傷の再生すら――後回しにして

最後の…… 私 の 最 後 の 魔 力 を や つ に 叩 き つ け る 
.      /  / / / ハ  .i l i  !/.ハ       ,. -- -く`ヽ
      〃i / / / / !  i i i  !//!〉     /     V
.       | ! l「Tヽ! i /__ハ-!  .|/ソ 〉    /´`ヽ、     !
       八トN' t.;;}  レイ;:;r;ト|   | .〉' _,. --<    ヽ   /
      /  ハ ´    ゞ::イ |   !イ<r-- 、    / レ'
       /  /! \ ‐-   .リ />'´ ̄ ̄ ̄`\ イ__/
      ,'   / i!   ` ー‐‐</ //         ヽ!
      i  i ハ!      rトー'/ / i il /        ト、
      |   リハ!     |i(( /イ ハヾ 、_____     i ヽー - 、
     ヽ /ハl       }ー─ '´ \ー─‐'          `ー- 、
                ヽ/´ ̄`ヽ、 >ー--<´ /´、           \
                  iくイ    V      ∨  ヽ`ー- 、      >'´\
               !ハ    ハ      }    ヽ   ヽ、  /   〆\
               ヽj   〈i'/ハ\ ____/ \     〉、  \./   /.   \
                 \ヾi/ィノ  ヽ    \ //\  弋  /    /´
  約  束  さ  れ  た ――― 
       エ ク ス

  勝  利  の  剣   !!!!!!!!
    カ リ バ ァ ァ ァ ァ −−

197 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 11:59
―――――――――――――――――――――――――――――――――
光の渦が不死者の体を薙ぐ
その瞬間 彼の身体に突き刺さったカリバーンが光を放ち――
より大きな光の柱となりて、、、、彼を飲み込む

       
ヒトが作り出した想念と 星が鍛え上げた概念 ……
光と光の多重、2乗攻撃……
それはあの英雄王の乖離剣すら凌駕しているやも知れない

その一撃を受け、、、、跡形もなく、、、消滅してゆく不死者

ふいに 聞こえるはずのない声に問い詰められた気がした……

―― 女  その剣をどこで手に入れた ? ――

答える

―― これは    私の剣です ――

光り輝く魔力の渦の中    
交わした言葉はこの一言だけ

これが、ノーライフキングと言われた最強の吸血鬼……
ヘルシングのアーカードと、私 セイバー ― アルトリア・ペントラゴンとの
最初で最後の    在り得ないはずの邂逅

    その        一つの      結末     だった

――――――――――――

198 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 12:00
Epilogue

倒壊した大地……
どこまでも地を割いた地割れ……
そして彼の立っていた箇所を中心に巨大なクレーター……

―――― 終わった…………

投影されたカリバーンは   その負荷に耐えられず砕け散った

私自身、全ての力を使い果たし、、その場に膝を付く

身体を支えていられない……
それどころか、指の先までほとんど動かない…
この身の消滅寸前まで魔力を消耗した……
補充するには数日――かかるかも知れない――

どの道ここで、、倒れるわけにはいかない……
吸血鬼はまだ残っているのだ
こんなところを襲われたら一たまりもない……

199 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 12:02
まずは今日の潜伏先を探すか……
一度、ニホンへ帰るのが得策か……

だが、、、とにかく今は……少しでも休まなくては―――
朦朧とする意識の中、、その場を後にする………
終わりを迎える  悪夢のような夜

その背後 私の去った跡地で、、、、、、朝日を待たず、、、、 

 不 死 王  (ノーライフ・キング) ア ー カ ー ド が 、そ の 姿 を 現 し て い た ……

―――――――――――――――

復元呪詛でも、地脈吸収ですらない、ばかげた再生能力……
それはあの真祖の姫君ですら、、凌駕しかねない謎めいた力だった
あの大破壊ですら、打ち消す事はできない命……それ故
彼は 最 強 の 吸 血 鬼 と 呼ばれているのだ……

ア 「まあ……だが私も今すぐは戦えん――勝負は預けておくか……」

その表情は薄暗い笑みを湛え―――

ア 「クックク……それにしても……カリバーンに……エクスカリバー……クハハ…」 

ハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!

闇夜に響き渡る吸血鬼の哄笑

200 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/28 12:04
ア 「 こ れ は 傑 作 だ !!  仮にも、神と女王陛下の御名の下に動く英国の守り手ヘルシング機関・・・・・それが銃口を向けた相手が……………」

くっくっと含み笑いを止めないアーカード……
心底おかしくてたまらないといった様子で

ア 「この英国の伝説の守り神にして王――ククク  …  グ  ハ  ハ  ハ  ハ  ハ  ハ  ハ  !!!」

ひとしきり笑い続けた後、、、
あの騎士王の去った虚空に向かって……

やつはかつて、守ったはずの自国の兵や民に裏切られ その命を絶たれたはず……
その民の死に涙し、現世に蘇り、いままた、、自国の礎となって剣を振るっているというのか……

ア 「他人の幸せが愉悦…か  ムナクソの悪い趣味だ……だがオマエにはお似合いだよ  アーサー王…」

呟く……
そして、赤いコートを翻し、己が領地へと帰還するのだった

さあマスターに良い土産話が出来た……

さしもの サー・インテグラル・ウィンゲーツ・ヘルシングも…
今度ばかりはアゴが外れるであろうな……クク

英国の地に一陣の風が吹く
今宵は単なる余興に過ぎない
彼の戦いは―――  何も終わってはいないのだから

                                 END

201 :以上、自作自演でした。:04/06/28 12:08
ブラボォォォォォォォォ!!
                 ,r=''""゙゙゙li,
      _,、r=====、、,,_ ,r!'   ...::;il!
     ,r!'゙゙´       `'ヾ;、, ..::::;r!'゙
    ,i{゙‐'_,,_         :l}..::;r!゙
.  ,r!'゙´ ´-ー‐‐==、;;;:....   :;l!:;r゙
 ,rジ          `~''=;;:;il!::'li
. ill゙  ....         .:;ll:::: ゙li
..il'   ' ' '‐‐===、;;;;;;;:.... .;;il!::  ,il!
..ll          `"゙''l{::: ,,;r'゙
..'l!       . . . . . . ::l}::;rll(,
 'i,  ' ' -=====‐ー《:::il::゙ヾ;、
  ゙i、            ::li:il::  ゙'\
  ゙li、      ..........,,ノ;i!:....    `' 、  
   `'=、:::::;;、:、===''ジ゙'==-、、,,,__ `(*´∀`*)
     `~''''===''"゙´        ~`''


202 :以上、自作自演でした。:04/06/28 12:49
/ †\ クールランテ剣の友修道騎士会
( ╋ )  総勢340名参陣!

カラトラバ・ラ・ヌエバ騎士団  / \
 総勢118名参陣!      (;;╋;;;)

/╋\ 聖ステパノ騎士団トスカナ軍団
( ゜∋゜)   総勢257名参陣!

マルタ騎士団     /†\
総勢2457名参陣! (゜゜ )


目標は大英帝国  死都ロンドン!!

熱 狂 的 再 征 服 を発動する!!


203 :以上、自作自演でした。:04/06/28 16:14
セイバーお疲れ。
お題を出したのは俺だからお礼を出すのが筋ってもんだ。

つ○○○○○○○○○○○○○○
 ○○○○○○○○○○○○○○
クッキーどうぞ。

204 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/29 09:46
>134
術者の心象を映し出す結界  

あの枯れ果てた庭園に―――
自国の騎士を屠り 瓦礫に立ち尽くす私の姿を重ね合わせた――


はい  彼女がシロウに害を為すというのであれば躊躇う事無く剣を抜きます――
ですが彼女とは……その///
あまりにも儚げで 出来れば戦いたくはありません……

それに 彼女は先ず、自らに打ち勝つべきだと思うのです
あの者にはまだ可能性がある……それを信じて欲しい
滅びに向かい 希望枯れゆく心象――あまりにも悲しすぎるから……

>136
考察D  VS アーカード 上げました……
さて………何か言いたい事はありまs


「ズ ル イ」 と か 言 わ な い で 欲 し い !

確かにあそこでカリバーンを持ち出すのは反則かも知れない!
ですが…………  ア  レ  は  何  で  す  か  !?
書き上げるために資料を集めていて 自 殺 し た く な り ま し た よ ! ? 

―――― は?          コレと   、、、、  戦う   ?   

………程よい絶望をありがとう、マスター136 (にこ)
おかげで妄想を抱いて6回ほど死ねました (にこ にこ)

205 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/29 10:02
>135
と、いうと……

マスターの属性が変わればサーヴァントも同様の影響を受ける
というコトは リンがマスターであった時の過程――
シナリオ 「アンリミテッドブレイドワークス」 での仮定が一番しっくりきますね

ふむ――
心配には及びませんね……  リンも私も 壊 滅 的 に 諦めが悪い
シロウを取り戻し、 ど の よ う な 手 を 使 っ て で も 元に戻していた事でしょう

どうでもいい事ですが 
主人公が突然闇のサイドにつき かつての友や思い人を滅ぼしていく―
まるでラング○ッサーを思わせます――

>137
世迷言を――――
聖杯戦争という名の法の元に 剣を振るうのが私達です
我ら英霊の戦いは 謂わば世界の織り成す自然現象
サーヴァントを人間扱いしてどうするというのだ?

―――――    ………は?

器物破損と 
銃刀法違反と 
無関係の民に対する業務上過失致死          ???

……………………………………………………
……………………………………………………
あっ! あんなところにスピード違反のロケットタイガー!    (   脱  兎  !  )

206 :セイバー ◆UKmM.TUTDw :04/06/29 10:12
>201
(ボロ    ボロ)…………

ふ、、ふふ
喜んでもらえれば―――

(ズル    ズル)

私は――
貴方がたが笑っていてくれる事が………  嬉し(バタ)

>203
クッキー28個で 危うく犬のエサになるところでしたが……(ムスー)

もう少し 地球とサーヴァントに優しいマスターであって欲しい――

そう思うのは私のワガママですか?  シロウ(泣)


(ポリポリ…  あ……///    コクコク… ポリ  ポリ)    



オイシイ……///

207 :以上、自作自演でした。:04/06/29 10:31
ここのセイバーはフツーにSS作家としてもやっていけそうだな
士郎に「食費入れろ」とか「働け」とか「暇人」とか言われたら、どっかの大賞に応募してみるのはどうだ?w

208 :以上、自作自演でした。:04/06/29 15:01
ここでもアーカード(主に犬)が猛威を振るっています。
http://etc2.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1074836848/

209 :以上、自作自演でした。:04/06/29 17:25

    ○ ○
   ○・ω・○  モッチモッチ!
    ○ ○
 .c(,_uuノ

ライオン好きのセイバーにプレゼント

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